非正規社員の増加と金融政策の話

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先日から某労組の書記で雑誌編集な方が半ば公的な場を濫用して政治活動を繰り広げ、頭痛のタネが尽きない昨今。そのタネとして先日不正規社員が増加した云々って話があった。【パートやアルバイトが大幅増加...非正規社員の現状をグラフ化してみる(2014年)(最新】にもある通り、確かに非正規社員は増加している。ただしそれらの記事などを見れば分かる通り、その部分だけを見て「状況の悪化」と判断したり、そのような主張をしている方々の話をうのみにすると、放射線周りの話と同じようなバチを被ることになる。

色々と説明をする、例え話をしてもいいんだけど、どうしようかなあと考えていたら、ちょうど良い話がタイムライン上に上がっていたので参照として。


正直「それはどうだろうか」と首を傾げる部分も無くは無い。ただ、今件の一連の話をまとめる際に、その概念論というか骨子の整理の際に、役立つ話の流れではある。

先日、野村グループの研究所から富裕層周りのリリースが出て、その数字の「一部分」だけを抽出してあれやこれやと語る話も出ているけれど、それも結局似たような切り口による騒ぎでしかない。似たような話はこれまで何度となく公開されているし、雇用周りの数字にいたっては最初のリンクにある通り、今年2月に既に値が出ている。トリクルダウンの話にしたって、なぜ今頃再燃焼? なぜ今になって大騒ぎをして、とってつけたような、首を傾げる解説と共に頒布されているのかを考えれば、まぁ、その理由はおのずから分かるというものだ。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月21日 06:58に書いた記事です。

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