ツイッターが新機能を考え中。動画の撮影や編集機能、Facebookのような関連性を優先したタイムライン......とな?

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ツイート数が膨大になってきたため、これまでのフォロー相手のツイートを単純に時系列に表示するタイムラインとは別に、ユーザーに関連性の高い(とTwitterが判断した)ツイートを優先的に表示する方法を模索しているという。たとえば、しばらくTwitterから離れた後でアプリを起動した際に、ユーザー履歴に基いて最適化した不在中のツイートの"スナップショット"を表示するテストを行っている。


具体的な提供時期や方法は明らかにされていない。なお、単純な時系列なタイムラインは今後も提供を続けるとしている。


フォロワーが「お気に入り」にしたツイートを勝手にタイムライン上に挙げたり、システム側が「これはお薦め」と考えたツイートをタイムライン上に割り込ませる機能を模索してフルボッコなリアクションをもらったりなど、色々と迷走を続けているツイッター。ここ数年のグーグルにもいえるのだけど、主事業に対する方向性を見失っている感は否めない。確かに【ツイッターのアクセス動向をグラフ化してみる】でも伝えている通り、成長率が鈍っているのは事実ではあるんだけど、そりゃ巨大化すれば成長「率」が鈍るのは当然の話なんだよね。最大到達可能数は一定なんだから。

金融アナリスト向けイベントで初めて解説したことからも分かるように、結局株主・株価対策が第一義になってしまって、本当の意味でのユーザー目線が欠けちゃってるんだよね、ホント。先日のグーグル検索結果における「ニューストピック」も然り。新しければ「何かやってる」と見てもらえるから、そちらにとらわれてしまう。宿題そのものには注力していないのに、親に怒られないように一生懸命やっているふりをしている子供のようなもの。

でもウェブサービス系の新機能って「『利用者の便宜を図って』『利用者がより多くの便益を感じ、より頻繁に利用してくれるように』の大半が大義名分に過ぎない法則」が大よそ通用してしまう。見た目がそれっぽいとか、技術開発や上層部の中だけの思い込みで実際の利用者はそんなことを想っていないとか。さらにはそのようにアピールできるけど真意は別の所にあるとか。それはまるでマクドナルドでのカウンターメニューを一時撤去したときの説明のようなもの。

あれば便利、かもというレベルの機能を実装するよりは、地味かもしれないけれど不便さを覚える、困っている部分を解消してくれるような機能が欲しい。それともあれかな、すでに利用中の人にはあまり注力を払う必要はないってことかな。釣った魚にはエサをやらないっていう。

今回発表された機能は、まさに前者の「あれば便利、かも」に加えて「あると実質的に不便だよね」的なもの。ハンバーガーセットが欲しいのに、ポテトやシェイクやピザや隣の本屋の雑誌、さらには近所の八百屋のバナナを勧められてるようなんだよね。百歩譲ってポテトやシェイクまでならともかく、ピザや雑誌やバナナ、そんなもの要らない。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月14日 06:50に書いた記事です。

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