再生エネルギー買取中断で「目論見が外れた、保証しろ」という意見と、買取問題のシンプルな例え

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無論オールオアナッシングというわけでは無く、中には同情せざるを得ない、あるいは正当性のある主張もあるのだろうけど、そして報道サイドとしては多分に再生エネ上げ、電力会社バッシング美味しいです的なかじ取りをしているので、こういう形でセンセーショナルに伝えて話を大きくし、対象者の悲壮感をアピールしているつもりなんだろうけど......かえってその煽動が、かつての豊田商事事件、オレンジ共済、平成電電や近未来通信、さらにはライブドアショックのような雰囲気を印象付けさせて、周囲を醒めさせている感は否めない。

結局のところ投資と同じものと判断しても問題が無いレベルの事案であり、お金がそれだけかかっていれば相応のリサーチをするのは当然で、そのリサーチをすればこのような事態に陥ることは無かったはず、というかその判断に至らなかったのはまさに自己責任。中間に立った業者の言うことを信じたってのなら、クレームをつけるのはその業者であるべき。まあ、制度を決めた工程ではその「業者的な立場にいた」人達がこぞって山師的・ペテン師的な説明をしたからねえ、【「票が欲しいか。ならば42円で買い取れ。20年縛りで、だ」】とかさ。

で、細かい部分では異なる面もあるけど、現状を概要的に、把握しやすく例えるとこんな感じになるってのを、農協と野菜の話にしたのが次のツイート。


他にも、工場地域を行き来する鉄道網とか色々と例えは考えられそうだし、ここまで例えなくとも図解をすれば何が問題かは容易に理解できるような気もするのだけどね。

昨今の電気料金の大幅な引き上げ状態の一因は、一部の方の感情論や利益を求めた行動にある。それと同じような雰囲気が多分にするだけに(元々エネルギー周りという点では同じだし)、物凄くイヤな感じ。

太陽光周りのエネルギー開発だって、本来は潤沢な資金のもとで比較的健全な技術開発と共に日本の実情にあった普及浸透が成されるはずだったのに、震災にかこつけた火事場泥棒的な山師の方々と、その言葉に騙された「お利口」な方々の「貢献」によって、ぐっちゃぐちゃにかき回されてしまった。恐らく日本における太陽光発電も含めた自然エネルギー関連の開発は、大きくイメージを毀損され、中長期的に見れば10年単位で立ち遅れる事になるんだろうな。

そんなばかなという人もいるかもしれないけど、そんなことはないと思うんだよ。結局一部の人が懐を温め、多くの人はそんをすることになるんだな。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月12日 08:17に書いた記事です。

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