御嶽山の噴火でキャンセルが相次ぐ旅館の話

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御嶽山の東側のふもとの長野県木曽町の町観光協会に「どうして観光地として売り出したのか」など心ない批判が寄せられていることが分かった。協会が会員業者にアンケートしたところ、7割が「噴火で大きな影響がある」と回答し、旅館やペンションでは予約のキャンセルが相次ぐ中、今後の経営に不安を抱く業者らに追い打ちを掛けている。


同協会によると、電話やメールなどで「噴火するかもしれない火山と分かっていて、どうして観光地として売り出したのか」「どう責任を取るのか」といった批判が20~30件、協会に入っているという。


先行するシラス干しとフグの稚魚の話でも少々感じたことなのだけど、意識高き声の大きな人達による弊害ってのが結構目立ってきたのかなあ、という感がある。あるいは昔からこの類の話は一定率で存在していて、それが報じられるようになっただけなのかもしれないけど。

今件については御嶽山の噴火で、その周辺の観光地に対して予約のキャンセルや文句が相次いでいるという話。指摘にもある通り、そもそも論として温泉はどうやって出来るのか、噴き出てくるのかを考えれば、それこそ「食べすぎるかもしれないというのに、どうして料理を出したのか。料理を出さなければ食べ過ぎに陥ることは無かったのに」的な雰囲気すら覚える。


「子供が万引きするかもしれないから、商品を手の届く場所に置くな」。これに近いことは実際に見聞きしたことがあるので、「こんなの作り話だよなあ」というツッコミをミリ単位でも出来ないってのが悲しい現実。まぁ今件に限っても、予約のキャンセルまでは分かるけどねえ......って「批判」の部分がフェイクってことはないよな。


結局極論としては、こういう話になってしまう。それどころか「転ぶかもしれない重力のある場所で生活しているのはなぜか。無重力の空間ならそんなリスクもないのに」という話になってしまう。

シラスの件とも共通しているのだけど、期待値の話とか、非現実的なまでの安全論(ゼロ神話)、そしてそれを正義の名のもとに振りかざし、ゼロで無いものを叩くという「サンドバッグ症候群」的なものが肯定される部分があるってのが問題なのかな。震災以降、半ば当時の政府もそれを認めている空気が出来ちゃったから。その観点でも罪は非常に大きいと思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月 6日 07:45に書いた記事です。

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