御嶽山の災害を脱原発活動に「活用」する人たち

というより、この「まとめ」、実態的には「まとめ」ですらなく、自分達が不平不満を持つ要素を片っぱしからヒモ付させて連動性があるように見せて、その上で全部まとめて「悪の象徴」的な烙印を押し、それを押した自分達は大正義、ああすっきりした、さらには「だから僕たちを応援してね」みたいな思考がモロに出てる感じなんだなあ。

まとめようとした主旨は何となく分かるんだけど、出来上がったものはその主旨の奥底にある思考構造がよく分かる形になっていて、一部の人以外には逆に反発を覚えさせかねない、あるいは頭に疑問符を浮かべるばかり内容になっているってのが、皮肉的な話ではある。こりゃ、何でもかんでもひとつの意識によるものであるという、「世界支配層」的な話とか、MMRが流行るわけだ。

このような思考ロジックは結構メジャーなようで、

という話もある。【「徴兵制」「軍事大国」「若者が前線に」...分かりやすく目立つ言葉で釣る、煽動とセンセーショナリズム手法】で解説したプロパガンダ的、さらにはプロモーション的な手法と何ら変わりはない。しかも悪質な。最初のまとめ的なのと同じく、「注目を集めそうな時節のネタという理由だけでダシにするな」ってことなのよね、要は。

その方が楽といえば楽なんだろうし、網を広くかければ多くの信者的な対象を集められるという思惑もあるんだろうけど、そして連鎖・連動的発想自身は悪いとは言い切れないけど、悪用するってのはお勧めできないし、少しでもその事象の中身を知っている人には、不愉快なものでしかないよ。うん。