「パクリ」という言葉の微妙な意味の違い

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昨今のバイラルメディアやキュレーションやまとめサイト周りに絡んで良く出てくる「パクリ」という言葉。いわゆる推進側はこれを肯定的にとらえる向きもあるけど、上記のような指摘で、非常によく納得がいく理解をすることができた。


で、昨今の騒動の火付け役の一人でもある、例の「東京でまだ消耗しているの?」発言で有名な、ネット界隈のカリスマ的存在というか、自発的炎上家というか、煽動家的な某氏が、「パクリ」という言葉を指摘の通り曖昧な形で用いていたのを思い起こすと共に、文章などでは基本的に盗用を意味するよなあ、と。

ただ、対象によっては意味合いが微妙に違ってくるという指摘もあり、こちらもなるほど感。


......と、確かに対象によって「パクリ」の意味が微妙に違う、似て非なるものを指していることは指摘の通りで、それと共にその境界線の曖昧さを一連の日本風バイラルメディアの肯定派の方々は用いている感はある。本当は盗用の範囲なのに、それを「パクリ」と評することで、グレーだけどブラックじゃないよ的なニュアンスをしている、というね。そういや先日のインタビューの内容もそんな雰囲気だった。

時々漫画などで「この作品はあの作品のパクリだ」という話が持ち上がるけど、オマージュやモチーフレベルでの実態が、いつの間にかコピペ(コピー&ペースト)的な意味合いで使われて、バッシングのネタにされることって、結構あるからなあ......ノリのネタとして使うことがしばしばあるんで、結構苦々しくも思えるのだけど。


「パクリ」という言葉の曖昧な定義も合わせ、盗用・コピペ的な意味での「パクリ」を用いている日本風バイラル云々な方々の実情、中身は結局これに尽きると思う。そして多分に、当事者も気が付いている人はいる。その上で、勢いだけで突っ走って後は野となれ山となれ、売り逃げ万歳的なことを画策している香りがすっげーただよってくるのよね。焼き畑農業みたいな? 困った話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月 3日 07:54に書いた記事です。

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