エルニーニョ現象が今秋から今冬に発生する確率は半々ぐらい(2014年9月時点で)

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【エルニーニョ監視速報No.264(2014年8月)】

↑ エルニーニョ監視速報の直近報
↑ エルニーニョ監視速報の直近報
・エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いている。


・秋から冬にかけてエルニーニョ現象が発生する可能性は、平常の状態が続く可能性と同程度である。


今春には「エルニーニョ現象が夏に発生する可能性が結構あるので、そうなったら冷夏になる可能性がそれなりにあるぞ」ということでかなり注目されたものの、夏が始まる前に「んー、なんか秋ぐらいにずれこみそう」という予測に変わり、冷夏じゃなくてよかったぁぁぁぁという雰囲気が支配することになった、エルニーニョ現象(まぁ気象学的には「そういう話じゃない」というツッコミが来るんだろうけど、一般市民にはこの程度の認識)。ただ、エルニーニョ現象による冷夏は来なかったけど、前線や台風の影響で雨天が続き、また日照時間も短く、結局冷夏と同等、いやむしろそれ以上の状況となったことはすでに周知の通り。

気象庁でもその状況に関しては【8月の天候】の中で

・東日本、西日本の日照時間はかなり少なかった 太平洋高気圧は、本州付近への張り出しが弱く、日本付近は湿った気流の影響を受けやすかった。このため、東日本、西日本の日照時間はかなり少なく、西日本太平洋側で平年比54%となり、1946年の統計開始以来8月としては最も少なかった。


・「平成26年8月豪雨」が発生
台風第12号及び台風第11号が相次いで日本に接近、または上陸するとともに、前線が日本付近に停滞し、日本付近への暖かく非常に湿った空気の流れ込みが継続したため、各地で大雨となった(平成26年8月豪雨)。このため、西日本太平洋側の月降水量は平年比301%となり、1946年の統計開始以来8月としては最も多くなった。

・西日本の低温
西日本では、曇りや雨の日が多かったため、8月としては2009年以来5年ぶりに低温となった。


などと解説している。ちなみにエルニーニョ現象が発生すると日本の場合、平均気温はやや高め、降水量は沖縄以外では少なめ、日照時間は東日本太平洋側以外で多めとなる。まぁ、大体温暖な冬で行きが降らないっぽいと考えればOK。......となると、冬物のセールスが少々心配になる。

さて、今後どのような状況になることやら。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月15日 05:56に書いた記事です。

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