「月に1万円以上使うなら『お金がかかる趣味』」がバッシングされるのなんでだろ

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凄い勢いで各方向から流れてきている「趣味に月額1万円」の件。 元記事では「1万円以上かかる趣味を複数持つと大変だよ」程度のニュアンスなのに、あたかも「全趣味の総額予算が月1万円を超えると悪」みたいな喧嘩腰な論旨の様に誤解されそうなツイートがRTされまくってて、執筆者の方が気の毒。

— 春園燕雀 (@EnjakuHaruzono) 2014, 9月 9
このとき、ひとつの基準として「1カ月に1万円以上かかる」なら、お金がかかる趣味と考えてください。リストにあげた趣味も実際にはお金がかからない場合があるからです。例えば「アニメはテレビで見るだけで、ブルーレイは買わない」とか「コンサート行くけど、年に数回くらい?」という人は過剰な消費額ではありません。

趣味は人それぞれで金銭の尺だけで図ることはできず、場合によっては月1万超えなんてあたりまえ。ただ、純粋にお金のやりくりにスポットライトを当てて考えると、月1万を超える出費が求められる趣味を複数持つのは大変だよ(お財布事情の上で)という話で、特に何も変なことは語っていない。このタイプの記事にありがちな、お金がかかりそうなマニア系の趣味をバッシングするような雰囲気も無い。

......にも関わらず、確かに色々と否定的なツッコミが確認できる。結構な数を見受けたのは「この人は趣味の実態を知らない、本当の趣味なら1万2万は当たり前。それを上限ラインの設定として考えるなんて、非現実的だ」というもの。また、「お金がかかる」という表現そのものを悪扱いしているのもある。

でもね......


の指摘にもある通り、お金の管理運用が優先順位として高い人の話なのだから、そこに「趣味は1万2万は当たり前、常識知らず」というツッコミをもってこられても、「はい、そういう場合もありますね」で終わってしまう。優先順位が別軸なのだから、論議にならないのは当たり前。

まぁこの類のお金の話になると、聞き手側としては多分に語り手がドヤ顔基調に見えてしまうってのはあるんだろうけどねえ。

個人的には金額ベースでの上限を設けた勘案では無く、防衛費の話みたいに収入の何%とかいった形で上限を設けてみて、それを基に色々と考えるってのがいいような気がする。趣味ってのは没頭すると金銭感覚がある程度麻痺するから、その時のガイドライン的なものとしての考え方ね。

あとは......中にはそれこそが趣味道だという人もいるだろうけど、日常生活に支障が生じる程の出費は避けた方がいい。あくまでも余剰資金の範囲で。これは投資も同じよ。自分のQOLを高めるための趣味で、日常生活上のQOLを削ったらなんにもならないからね。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月10日 07:33に書いた記事です。

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