吉田調書とY2A問題への可能性と公開まで間に望まれる2新聞社への決断と

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先日個人ニュース


最悪(誰にとってか、はともかく)の場合、先日の「吉田証言」同様に、不確実なソースを基に多方面に大きな影響を及ぼす誤報が大手新聞社から垂れ流されたという、報道機関の存在意義そのものが問われる事態が露呈される可能性も出てきている。単に不確実ソースの利用による「事実としての」公知という意味に留まらず、これまでの他のニュースに対する信頼性も損なわれかねないという点で、事は重大。「同じ仕組みの上で情報が配信されているのだから、同じようなリスクは十分あるだろう?」と言われても否定は出来ない。

それこそ二つの吉田事件によるY2KならぬY2A問題として発展する可能性もある。それともナニかな。また32年ほど経過して、吉田調書関連の記事を担当した記者が退任してから、ようやく......というパターンになるのかな。あるいは双方ともフェイクでした、なんてことになったら、それはそれで新聞業界全体の問題に発展するのだけど。

またこれとは別に、そもそもどうしてこれだけ大規模に「吉田調書」が漏えいしてしまったのか、その点についても新聞社は追及しなきゃならないね。それこそ先日の「ベネッセ」での個人情報漏洩問題の時のように。自社、あるいは同一業界内で当事者がいるのだから、情報収集も容易でしょうし、ね。


追伸:
やや補足的な話して、今回の公開に関する言及の中で、これは然りという指摘があったので、ついでにまとめておく。


確かに今件に関しては、報道されている通りの公開方法ならば(以前指摘した懸念は残るけど)ベターな選択だったんじゃないかな、という感はある。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月24日 07:32に書いた記事です。

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