ジブリの財務破綻なんてなかったんだ......

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......と、「病気の子供はいなかったんだ」的に良かったね話で済ませたらマズイよな、的なことをまとめておく。先日スタジオジブリが赤出まくりで財務がかなりアレなのでああなったとの話が一部サイトでまとめられ、それをベースにあちこちで話が広まったって事象があった。そこで提示されていた事業試算表は、いかにもありがちな話ではあったけど、一次ソースが不明。で、こういう、しっかりとした検証をされた方が出てきた。


んで、それらを読んだ他の方の感想もなるほど感。うん、しっかりとしたデータの物での分析だと、色々と健全な方向への話が広がる。


経営判断、というよりはさらにその先の経営戦略的なもののレベルなのかもしれない。

今件にはちょいと補足的なツイートが後程成されている。それも合わせて。


「王様の仕立て屋」でもちょうどリーマンショックの時にハリウッドの映画作成周りを1巻丸ごとかけて取り上げていたけど、映画ってのは当たれば超絶売上、外れたら目も当てられない...ってことで、語られている通り「バクチ」に近いところがある。有名どころを集めて優秀な監督が指揮しても、それはバクチの確率をちょいとあげる程度のものでしかない。宝くじの購入枚数を10枚から11枚に増やすってところ? ジブリでも10枚から20枚位の領域なのかもしれない。

その上で、自前の資産(色々な意味で)をフルに活用し、ゴーイングコンサーンの原則を維持しつつ、がっつりと作品提供をこなしていくあたりは、あるいはディズニー周りと考えが似ているような気もしてきた。

ちなみに今件は、


という話。厳密には

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このページは、不破雷蔵が2014年8月14日 06:50に書いた記事です。

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