ゲームコピーの良し悪しと「子供が欲しがっているから」という免罪符と

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先日本家サイトで記事にした「妖怪ウォッチ」関連の分析記事のオマケとして挙げた【「妖怪ウォッチ」はなぜ子供達に受け入れられたのか(番外編)...関連グッズの需給問題と転売話】の中では触れなかった、ちょいと込み入った話のうちの一つ。元々主旨から外れる部分もあったので、ざっくり切っちゃったのよね。要はゲームなどのコピーを正当化する話が、特に、意外に、保護者サイドからあったという体験談的なもの。


......という形で、「子供が欲しがっているし持ってないと仲間外れにされるから持たせなきゃいけない」「でも金銭的余裕が無い(ソフトが高い云々も含まれる)/在庫が無い」「だからコピーしても許される」との流れで、コピーを容認する、正当化する流れがある。それ冗談でしょ? と思ったけど、マジでそんな主張をする人が複数いるのだから、唖然とした記憶がある。

「子供が欲しがるものが手に入らない」なんてのは昔も今も変わらないし、それで犯罪的行為を正当化しちゃあかんでしょ、と思うのだけどなあ。

で、これについては


という意見もある。確かに昔も似たような話は多分に聞いてはいるけど、頻度・割合の測定はされていないし比較のしようはない。また、その行為を正当化し、指摘されると逆切れするってのは、いたとしても少数派だった気がする。でなきゃ「自分の買ったソフトのバックアップうんぬん」という大義名分の類が使われるはずもない。

一方で


との指摘もある。娯楽に回せる費用が減ったというよりは、娯楽にかかる費用が増えた、のほうが割合としては大きいかな。それに「被害者の顔が見えない」「自分の製品がコピーされたら云々」っては結局同じ根にいきつくのだろうね。要は行為そのものの罪が自覚できない、コピー機でプリントをコピーする感覚でコピーしてしまう、というところなのだろう。

最近では業界での取り締まりが強化されたり、ゲームそのもののトレンドもスマホなどにシフトしつつあるので、以前ほどは騒がれなくなってきたけど、意識的な変化が無い限り、姿形を変えてまた同じような話が出てくる可能性は高い。


......ああ、この「被害者の顔が見えない」「自分の製品がコピーされたら云々」っての、パクツイやらまとめサイトでのあれこれと、結局同じなのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月11日 07:38に書いた記事です。

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