「このままウナギ食べ続けて絶滅したらマグロやクジラなどでの日本人の発言力がゼロになる」という指摘

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昨日は土用の丑の日ということで色々とウナギ周りの話が持ち上がっていたけど、その中でも当方がハッとさせられたのがコレ。当方は海産物全般がダメなんで(海藻などは大丈夫だけど)ウナギそのものへの魅力はさほど感じられず、やや傍観者的な立場で考えてはいたのだけど、この指摘で「ああ、そうか......」と思わされた次第。

確かに「ちょっと考え過ぎ」「そんなはずは無い」という指摘もあり、それはそれで一理ある。ただ、仮説としてこういう実例が出来てしまうと、必ずそこを突いてくる政派は出て来るし、その場合まともな反論は出来なくなる。いわば「弱点を握られた」状態になるといってもいい。

ウナギ問題についてはこんな疑問も、当方にはあったりもする。他の方の指摘も合わせて。


ウナギの流通がここまで一般的になった(スーパーや牛丼屋、寿司屋でもざっくりと食べられるようになった)のはここ数十年ばかりの間で歴史としてはごく浅い。昔のように、超高級品、それこそマスクメロン的なものにまで戻してしまっても良いと思うんだけどね。「需要があるから量産する」「量産するから資源が枯渇する」「資源枯渇はヤバイけど需要があるから止められない」経済論理上の暴走という悪い要素が、このウナギ問題には働いていると思う......

......ってああ、これって「視聴者が、読者が望むからこの類のコンテンツを提供するんだ」という、テレビや新聞と同じ論調だな。ざっくりと規制をかけるのが一番なんだろうな、ここは。どのみちうなぎ利権などあまり大きなものでないし、天秤感覚として「うなぎ利権」に対抗する部分がほとんどない(規制すべしという声)が小さいので、その「うなぎ利権」が勝っているだけの話でしかなく。

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このページは、不破雷蔵が2014年7月30日 06:18に書いた記事です。

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