Google+の「実名半強要制」停止と実名への期待、そしてその実態

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↑ 該当するルール変更公知文


FacebookやLinkedIn、各社写真投稿系SNS、ツイッター、日本だとそれに加えてLINEなどのようなソーシャル系コミュニケーションサービス達と比べ、ベースの知名度の高さにも関わらず今一つ伸び悩みを見せているのがGoogle+。その伸び悩みの最大の理由が実名使用にある。Facebookも実名だけど、2年前からは「実名同様に公知利用されているならハンドルなどでもOK」と柔軟化の姿勢を見せているけど、Google+はそこまで対応していなかった。さらにYouTubeなど同社の他サービスとの連動性の強化(これも「便宜性の向上」という建前はあるけど、使う側からすれば痛し痒し的なものが)をするに至り、ますます腰が引ける状態に。

結局状況の変化を受け、先日Google+でも「実名で無くても良い」という事を公言するに至るようになったという次第。ただし厳密にいえば【Google+は実名でないとアウトなのか否か】の通り、昨年の時点で通称もOKになっていた。ただし何かツッコミが入ったら、それを証明する証拠の提示が求められており、少々面倒だったことは否めない。

まぁ実名で無くても良い、ということでも、その他良識・常識的な話はこれまで通り。他人に偽装したり、不快な思いをさせるようなものはナシ。また、実名同様に色々と問題視されている、他サービスとの半ば強制的な、ある時は勝手になされてしまっている連動性については、言及は無いので今後の展開も不明。今後Google+が他の類似サービスにどこまで追いつけるのか、この名前に関するルール変更でどのような影響が生じるのか、要注目ですな。

で。

引用元の記事でも指摘されているんだけど、

人は実名では酷いコメントを書きにくくなる、というのが背景にあるアイデアだった。しかし、実際には多くの真っ当なコメンターが書くのをやめる一方で、多くの愚か者が実名(あるいは、Googleが実名だと〈思った〉名前)で同じ行動を続けた。


というのが今件のルール変更の一因としてあったようだ。この話、まったくもって偶然ではあるんだけど、数日前にこちらで下書き的に【たった一言でひっくり返せる「匿名文化が差別発言を引き起こした」という幻想】で書いた後、)

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このページは、不破雷蔵が2014年7月17日 06:42に書いた記事です。

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