昨日から東京株式市場の売買単位が10銭やら50銭になってた

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【東証 きょうから一部銘柄の売買単位を「銭」に】
【TOPIX100構成銘柄の小数点株価が始まります!】

↑ 10銭単位の売買板になった気配板
↑ 10銭単位の売買板になった気配板


売買単位が1円より小さくなるのは、東証1部に上場し、「TOPIX100」と呼ばれる株価指数に採用されている、取引量が多く時価総額も大きい100の銘柄の一部です。株価が1000円以下のものは売買単位が10銭に、1000円を超えるものから5000円までのものは50銭に、それぞれ変更されます。

先週末の時点の終値で見ますと、「みずほフィナンシャルグループ」や「ANAホールディングス」、「日立製作所」など80銘柄が対象となります。例えば株価が500円の銘柄は、これまで1円単位で株価が上下していましたが、今後は、500円10銭などと、より小刻みに株価が動くことになり、売買の注文も10銭刻みでできるようになります。

昨日証券取引用のツールを立ち上げて市場の動向確認をしようとしたら、トラブルのお知らせが。また何か新しい仕組みでも導入されてツールの対応が間に合わなかったかなと思って見てみたら、なんだかものすごい違和感。株価に小数点がついてる。ナニコレ怖い。

ということで調べてみたら、今週から一部銘柄の売買単位が銭単位......とはいうものの区切りは10銭や50銭......に変更されていたとの話。東証のリリースを確認したら、該当リリースが出てたのは21日、って祝日やん。

説明によると売買がしやすくなる、急変動を抑える効果があるとのことだけど、ライブドアショックがあった前後のような一日あたりの株式取引数が東証一部だけで50億株を超えていた時期ならともかく、今では必然性は低い気がするな。まぁデメリットが無いのなら導入しても特に問題はないのだろうけど。

恐らくは今後他の銘柄でも導入されて、この区分での取引が常用されることになると思うんだけど、例えば低位株「になってしまった」場合の銘柄とかは大変なことになるだろうな。...0.1円とかってのも想定され得るんだろうな。もちろん取引単位は100株・1000株単位なので、受け渡し代金が銭単位になることは無いんだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年7月23日 07:08に書いた記事です。

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