ねとらぼへの「はちま起稿」へのインタビュー記事と悪質系まとめサイトの問題

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【「辛くない時期はなかった」 月間1億2000万PVで得たもの/失ったもの 清水鉄平「はちま起稿」に狂わされた人生】
【ボンクラ青年を怪物に変えるネットのいびつさ はちま起稿インタビューへの補足】

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無断転用、盗用、情報の作為・悪意ある誤編集に悪質な情報操作、誘導、煽動、検索のノイズ化など、多様な問題を引き起こしている、一部まとめサイト。その筆頭に挙げられる「はちま起稿」に対し、出版を機会にねとらぼサイドが質問をしてインタビュー記事を掲載するという企画。先日掲載されていたのでちょいと目を通し、その担当による追記までチェックを入れてみたけど......

結局内容としてはねとらぼによる「はちま起稿」への弁護というようにしか読めない。地に落ちたもんだ、ホント。結局のところ、社会が悪い、ネットが悪いという話で、当事者には責任が無いかのような雰囲気。

しかしながら、たとえ社会構造や環境に理由、きっかけがあったとしても、成した事象そのものに変化はないし、事実が、責任が消失するわけでもない。もしその方法論がまかり通るのなら、例えばすべての交通事故は「自動車が存在する現代社会のせいだ」と論ずることで、事故の加害者はすべて無罪になってしまう。社会構造の問題と各事案は極力分けて検証しなきゃいけない。同一にするとぐちゃぐちゃになる。

「観客が求めるものを提供しただけ」という指摘もある。でもそれも詭弁。結局それは「自分が面白ければ何でもいい」と何ら変わりない。自分の行為の正当性を立てるための、自分には責任が無いとするための単なる弁明でしかない。悪質まとめサイトの「まとめただけなので責任は無い」と同じ。

仮に「観客が求めるもの」が悪しきものであった時、「観客が求めるものを提供しただけ」との理由で行われた提供行為は、果たして悪であるのか、そうでないのか。それを考えれば「観客が求めるものを提供しただけ」との弁明が、何の意味もなさないことはすぐに理解できるはず。少なくとも責任の回避には結びつかない。

例えば販売されている一般漫画や同人誌をスキャンして掲載する、違法ダウンロード系の漫画サイトがある。アクセスを稼いで広告収入を得る形のアングラ系サイトだ。これは読者がいる、つまり読者の需要に応える形での存在となる。しかしこのサイトに正当性はあるか?

インタビュー記事とはいえ、実質的にこんな話を肯定するあたり、結局ねとらぼも同じ穴の貉......と認識されても、仕方がないと思うな。

残念だ、つくづく。こんな認識しかできないなんて。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年4月26日 07:48に書いた記事です。

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