地下鉄と図書館を連動させる話

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NFCってのは【サンシャイン水族館でスマホアプリを使った情報提供サービス、期間限定で開始】でもちょっと触れた、新しいタイプの無線通信技術。Felicaなどの日接触ICカードとの上位互換性がある。通信距離は10センチ程度で、「かざす」だけで誰でも簡単にデータ通信ができるのが特徴(【NFCとは】)。

これは発想としては非常に面白い、将来性のあるアイディア。新刊の発売の際にNFCなりQRコードを付けておけば、似たような発想で「お試し版」を読ませることができる。また元の話ではバーチャル書架は紙製のようだけど、これをデジタルサイネージ化すれば、セミリアルタイムでの入れ替えもできるし、複数個所の書架を一度に変更できる。場所ごとにマッチしたものへの転換もきわめて容易。

さらには売行きランキングを掲載するなどして、そう、例えば【池袋のデジタルサイネージで展開されている電子書籍人気ランキングコンテンツ】のようなものね、その場で直接お試し版を手に入れて、気に入ったらオーダーができるようにする仕組みすら提供できる。

図書館の場合は「本を借りてほしい」という目標があるからいいけど、書籍を販売したい場合は、ビジネスモデルについてもう少し考える必要がある。けれどもこの発想そのものはとても素晴らしい。きっと近いうちに、この発想をベースにした新しい仕組み、ビジネスが展開されると思うな。

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このページは、不破雷蔵が2013年3月14日 06:50に書いた記事です。

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