eBookJapan、Rabooユーザーの一部救済策を発表

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【~安心、継続して電子書籍を~ eBookJapanが「電子書籍お助けサービス」を開設 「Raboo」ユーザーの電子書籍の継続利用をサポート】



国内最大級の電子書籍販売サイト「eBookJapan」(http://www.ebookjapan.jp/ebj/)を運営する株式会社イーブックイニシアティブジャパン(本社:東京都千代田区西神田2-5-2、代表取締役社長:小出斉(こいでひとし)、略称:eBookJapan)は、2013年3月31日にサービスを中止すると発表された楽天の電子書籍サービス「Raboo」をご利用になっている読者のみなさまに、安心、継続して電子書籍をお楽しみいただけるように「電子書籍お助けサービス」を11月5日より開設しました。

■「電子書籍お助けサービス」の目的
立ち上がりつつある電子書籍市場に多くの企業が参入し、電子書店が乱立状態となっています。そのような中で、読書好きのユーザーが迷いに迷った挙句にいずれかの電子書店を選んで使い始めたものの、企業側の都合でサービスが終了されてしまうと、そのユーザーは大迷惑を被ることとなります。このままだと、未だ電子書籍を利用するか迷っている多くの潜在ユーザーに冷や水を浴びせることとなってしまい、電子書籍業界にとっても大打撃となることを懸念していました。すると心配していた通り、「Raboo」ユーザーから、「安心して電子書籍を買えない」、「電子書籍はまだ危ない」などの声が拡がってまいりました。そこで、eBookJapanが負担してでも、業界の健全な発展の礎を築きたいと考え、困っているユーザーへのお助けサービスを開設することと決定致しました。

当社代表取締役社長の小出斉は次のように述べています。「著者や出版社が電子書籍に対して積極的になり、優れた端末も次々と発売されて、電子書籍業界が飛躍する条件が整いつつあるというのに、電子書店が閉じると購入した電子書籍が読めなくなるのでは、その勢いが削がれてしまいます。業界の信頼を失墜させてはならないとの思いで、当社がサポートすることといたしました」


■「電子書籍お助けサービス」について
1. 対象の方
「Raboo」サービスをパナソニック端末(UT-PB1)(※)でご利用になっている読者の方のうち「電子書籍お助けサービス」に応募された方

※パナソニック端末は、当初は「Raboo」サービスのみ搭載されて発売されましたが、その後のバージョンアップにより、eBookJapanの電子書籍リーダーが搭載されています。

2. 概要
「Raboo」サービスからご購入された電子書籍の代金相当額のeBookポイントを、応募されたみなさまへご提供いたします。
・eBookポイントにより、1ポイント1円でeBookJapanの電子書籍を購入いただけます。
提供するeBookポイントの上限は5,000ポイントとなります。

(以下略)


5000円分という上限はあるけど、持ち出しの形でeBookJapanが「Raboo」ユーザーの助け舟を出すことになった。内部的な思惑はともかくとして(優良読者の確保・囲い込みとかね)、「Raboo」の投げ捨て的な対応に頭を抱えた出版業界関係者も多いはず。ビジネスだ、割り切れと言われればそれまでだけど、感情的・心理的にはやはり業界全体へのしり込み要因になってしまうし、運営会社への信頼度はざくざくと削られ、底に落ちる。

eBookJapanの対応には賛美をしたいところだね。

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このページは、不破雷蔵が2012年11月 6日 07:44に書いた記事です。

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