【更新】イギリスでも広がる財政緊縮策への反発

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[英緊縮策に抗議の大規模デモ ロンドン市街を行進]


英政府の緊縮策に抗議する大規模なデモが20日午後、ロンドンで行われ、市内には笛やクラクションの音が響きわたった。

デモ隊は「削減反対」「緊縮策は失敗だ」などのスローガンを掲げて市中心部を行進し、ハイドバークで集会を開いた。「キャメロン(首相)が英国を殺した」と訴えるプラカードもあった。

野党・労働党のミリバンド党首は演説で、政府の緊縮策は行き過ぎた支出削減により、一般の労働者に不当な負担をかけていると訴えた。一方で、労働党が政権を握ったとしても財政均衡を図る措置は避けられないと述べると、参加者からはブーイングが起きた。同党首は、労働党なら富裕層の増税などにより、貧困層の負担を軽減すると説明した。


EUの債務危機に対してIMFなどが「財布のひも締めまくれ」的に財政緊縮を要請しているけれど、それに対する反発が強まっている話は以前【国債・公債のデフォルト確率上位国をグラフ化してみる(2012年10月15日版)】でしている。その動きがイギリスなどでも広まっているという話(イギリスはEUなどから財政援助は受けてないんだけどね)。

先日ようやくIMFも「財布のひもを締めるのは間違いかも」ということを認める動きを示したけど、時計の針は戻せないし、勢いのついた自動車はなかなか止まらないからねえ。軌道修正には時間がかかるし、しかるべき対処も必要になるかと。

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このページは、不破雷蔵が2012年10月22日 07:38に書いた記事です。

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