『「もう発表止め」ソフトバンクが月次携帯契約数動向を取り止めたい意向』と週刊ダイヤモンドが報じる

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【ソフトバンクモバイルを第二種指定事業者に、総務省が意見募集 】
【第579回:指定電気通信設備 とは】


9月7日朝、ある大手通信事業者の関係者の脳裏には「まさか今日、ソフトバンクの数値が出てこないということは、ないよな......」と不安がよぎった。この日は、8月期の携帯端末の契約状況が発表される日。通常であれば、各社の新規契約数から解約数を除いた「純増数」が電気通信事業者協会から公表されることになっていた。関係者はそれが出ない恐れがあると感じていたのだ。

実はこの発表前に、ソフトバンクは水面下で競合他社に、「毎月、純増数を発表し続ける意義があるのか」と、公表の取りやめも含め、意見を求めていたからだ。これに対し、他の大手通信事業者からは「まさかソフトバンクから言ってくるとは思わなかった」と驚きと非難を込めた声が上がった。ソフトバンクが固執してきたのが純増数であったからだ。

モバイル通信事業を見る上で最も重要なのは、契約数と契約単価(1契約当たり月額平均収入)の推移である。両者を掛け合わせて出す通信料収入こそが経営の屋台骨になっており、伸びの大きさが企業の勢いを示す重要な指標なのである。ソフトバンクは契約の純増数で業界トップを取ることにこだわってきた。販売現場の士気を高めるとともに、経営の勢いを株主や金融機関に示してきたのだ。

しかし、そこにはカラクリがあった。一般的な携帯電話やスマートフォン以外の契約を増やして、純増数を"水増し"してきたのだ。


確定報ではなく、単なる業界の噂話的なレベルでしかないけど、こういう話が流れてきたので覚書(内容そのものは読みごたえがあるので、ぜひ目を通しておくべき)。先日第二種指定事業者指定周りで色々と話が回ってきたことと、昨今の契約数のカウントで水増しっぽい状況が増えていることから(フォトスタンドとか携帯ゲーム機とか。昨今ではデジカメもあるしねえ)、何かあるかもなあ......という感じはしてたけど。まぁ、実際動くとなれば、来月発表分あたりから、かな。

もっともイー・アクセスの場合も突然非公開になったから、急な動きも無いともいえない。

ただ、元記事でも指摘されているけど「自分の都合が悪くなったら『いち抜けた』」というのは、非常に恰好が悪い。法的問題が無かったとしても、大いに公知すべき話だと思うな。

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このページは、不破雷蔵が2012年9月24日 12:24に書いた記事です。

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