「SNS利用上の注意」

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2011年の震災を機に、一気にツイッターやFace book などのSNS が普及しましたが、マナーやリスク認識が追いついておらず、看過できない事態になってきました。今はまだ大きな騒動にはなっていませんが、このまま放置しておけば、重大な事態になりかねないということで、大学としても緊急に対応を検討しています。

アクセス制限をしていない(ツイッターでいえば鍵をかけていない)アカウントは、ただの独り言のつもりでも、全世界に向かって情報を発信しているのと同じことです。ツイッターというメディアは、独り言や友達とのおしゃべりの感覚で手軽に使えるため、あまりその自覚がないかもしれませんが、私的な友達同士のおしゃべりであれば問題がないことでも、「不特定多数に向かって発信した」場合は、個人情報の漏えい、名誉毀損、プライバシー侵害、守秘義務違反などの点で問題になることがあります。最悪の場合は、停学・退学、内定の取り消し、解雇、法的な処罰、といった処分を受けることがありますので、十分に注意してください。実際にこうした処分を受けている事例はたくさんあります。

自分の発言が、フォロワーや身近な人にしか見られていないと思っている人が多いですが、実際は、多数の教職員の目に触れていて、すでに個人が特定されているケースも複数あります。見られていないと思い込んでいるのは「あなただけ」です。


今件は同大学の先生向けのものだけど、結構よくできている。一読をお勧めしたい。

ツイッターにしてもFacebookにしても基本はブログ。ってことは、ウェブサイト同様に、世界全体への公知と同じであり、「あれは独り言だから」という言い訳は通用しない。こういうトラブルは新技術の浸透のプロセスではつきものっていえばそれまでなんたけど、ソーシャルメディアは元々ハードルが低いから、次から次へとトラブルが発生してしまう。多数の幼稚園児を一斉におもちゃ売り場に解き放ったような感じ。

インターネットが流行り出した時も似たような状況はあったけどねえ。やっぱりこの類の「マナー入門」というか、「ネットコミュニティ専科」みたいなもの作って、学生も含めて一通り学んでもらうっていうプロセスを作った方が良い気がする。

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このページは、不破雷蔵が2012年8月21日 07:01に書いた記事です。

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