「傷んでるフレスコ画、直してあげる!」→猿みたいな絵が出来ました→「えっ」

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100年以上前にElias Garcia Martinezによって描かれた、スペインのある教会のフラスコ画。湿気などで状態が悪化していたとのことで、スペインの女性(80代)のアマチュアアーティストが「ちゃんと元通りにしてあげるわよ」と当局などの許可を得ずに勝手に修復を試みた......のはいいけれど「現状への修復は無理だわ、これ」とばかりに彼女なりの判断で「元通りに直して」しまい、こんな結果になったという話。もちろん左が修復前(一部他の報道を見ると、この時点ですでに「修復」作業が始まっている可能性もある)、右が修復後。

元記事ではこの「作業結果」に、「名作が無計画に塗られたペンキの下敷きになった」「毛深い猿のクレヨンスケッチのようになってしまった」と言及している。もちろんこんな状況が許されるはずもなく、関係者は大騒ぎ。「当局の許可も無く勝手に修復した老婆に悪意はなかった」とする一方、「修復」の際にどのような材料を使ったのか等の詳しい状況を把握するため、修復専門家などによる彼女への聞き取りが行われるとのこと。また、修復がかなわない場合には、かつての様子を写した写真で覆うことになるだろうとしている。

【The INDEPENDENT】にはもう少し細かい写真もあるけど、どうも修復というよりは......という感じだねえ、これは。善意であるにせよなんにせよ、技術が必要な作業を素人にやらせるには相応のリスクが生じるという教訓として、この絵のビジュアルは残しておくべきかもしれない(修復そのものは必要だけど)。また、このフレスコ画の描き手の孫娘が(修復のための)寄付を教会にした直後に今件が発覚したということで、問題をややこしくしている。

というより、途中で「無理だ」と気が付いて止めろよ、という感じ(汗)


(ソース:

※追記:

↑ The INDEPENDENT
↑ The INDEPENDENTの方


The INDEPENDENT掲載のほう。左がオリジナル、中間部分は修復直前の傷んでいる状態。で右が「修復」した結果。いや、もう、うん。。。

動画ニュースもあったので追加しておく。


ネタじゃなかったんだ......。ほんのちょっぴりでも、ネタだといいなぁと思っていたのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2012年8月23日 06:36に書いた記事です。

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