【更新】中国製自転車のカゴから中国由来のものと思われる高放射線、回収命令

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[「自転車用ステンレス製バスケット」無償交換のお知らせ(ブリヂストン)]
【管理下にない放射性同位元素の発見について(文部科学省)】




ブリヂストンサイクル株式会社(代表取締役社長 竹内 雄二)は、これまで販売した軽快車「ジョブノ」に装着した中国製「丸型ステンレス製バスケット」の内、9405個を対象に無償交換を開始いたします。
(2011年8月~2012年2月製造された自転車に装着されていたもの)

これは、上記バスケットのステンレス部材の一部に放射性物質が混入した可能性があることが判明したため、実施するものです。お客様ならびに関係各位には、多大なるご迷惑とご心配をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願い致します。

尚、当該自転車のバスケットから発している放射線の量はわずかであり、放射線障害のおそれはありません。また、今回検出した放射性同位元素の核種「(コバルト60)」から福島第一原発事故に由来するものではありません。

1.対象製品

自転車用丸型ステンレス製バスケット(中国製)

当該製品装着自転車:軽快車「ジョブノ」(2011年8月~2012年2月製造分)

装着された対象バスケット数量:9405個

車種略号:
JB40TP,JB60TP,JB63TP,JB70TP,JB73TP,
JB40T,JB43T,JB60T,JB63T,JB70T,JB73T(計11車種)

製造ロット:
410801~420229
510801~520229



(1)本年4月17日(火曜日)16時10分頃、ブリヂストンサイクル株式会社から文部科学省に対し、以下の内容の連絡があった。

* 販売している自転車のバスケットの放射線量を測定したところ、その一部から、表面から1センチメートルの距離で毎時7.5~10.6マイクロシーベルトを検出。
* また、在庫自転車1,145台の調査を行ったところ、86台(いずれも同社国内工場内での組立時期が平成23年11月~平成24年1月のもの。)の自転車のバスケットから放射線を検出。
* 当該バスケットは海外から輸入したもので、同じバスケットを装着している自転車を約2万台販売済み。(このうち、組立時期が平成23年11月~平成24年1月のものは約3,200台)
* 同社の依頼により、専門業者が核種分析を行ったところ、放射線を放出する核種がコバルト60であったとの連絡を受けている。
* なお、今回の発見の発端は、自転車の購入者から放射線が検出された旨の連絡があったものである。


「自転車に装着しているステンレス製のかごの最上部枠の線材(直径5ミリメートル)に、放射性同位元素(コバルト60と思われる)が混入している状態」って......一体何を使って線材作ったんだか、首をかしげざるを得ない。

今件は「自転車の購入者から放射線が検出された旨の連絡があった」ってのもポイントで、持ち主が何らかの形で測定器を持っていて偶然見つけたものと思われる(普通は自分の自転車から強い放射線が出ているとは思わない)。

これで終わりだといいんだけどね。元々のバスケットの製作工程・輸入ルートの詳細まで確認をしてもらわないと。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2012年4月19日 08:20に書いた記事です。

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