阪神・淡路大震災では「がれき」などの処理は県内だけで行われたのか

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【「阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理について」(1997年3月・兵庫県生活文化部環境局環境整備課作成)】


↑ 「阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理について」(1997年3月・兵庫県生活文化部環境局環境整備課作成)に基づく、可燃物・不燃物の処理内訳(1996年末時点の見込み量)(万トン)
↑ 「阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理について」(1997年3月・兵庫県生活文化部環境局環境整備課作成)に基づく、可燃物・不燃物の処理内訳(1996年末時点の見込み量)(万トン)

↑ 「阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理について」(1997年3月・兵庫県生活文化部環境局環境整備課作成)に基づく、不燃物の処理内訳(1996年末時点の見込み量)(万トン)
↑ 「阪神・淡路大震災における災害廃棄物処理について」(1997年3月・兵庫県生活文化部環境局環境整備課作成)に基づく、不燃物の処理内訳(1996年末時点の見込み量)(万トン)

1995年に発生した、阪神・淡路大震災。最終的に発生しうるがれきの量は約2000万トンと推計。そのうち道路・鉄道などの公共・公益系が約550万トン。兵庫県の1994年当時の一般廃棄物総排出量は248万トンで、約8年分。今件資料ではそのうち市町が実施する住宅・建物系約1450万トンの処理について語られている。

グラフ化したのはそのうち、資料作成時点で処理が終了し、統計化されている不燃物・可燃物について。差し引き、数百万トンがこの時点でまだ未処理っぽい。処理の進捗は資料を見ていただくとして。

ツイッターのつぶやきでも言及されているように、県内ですべて処理という事実は無し。元々【フェニックス|大阪湾広域臨海環境整備センター】が近場にあったので、それなりの量を埋立に回すことができたんだけど、それでも全部は無理(時間的・作業工程的問題もある)。そして記録の上でも、県外でもこの時点で150万トン近くが処理されている。「全部県内で云々」というのは誤り。

それと。阪神~の時と今般の東日本大地震・震災で大きく異なるのは、該当地域が受けた打撃の違い。「県内処理」をしたくても、その県内の関連施設の被害が大きいのでは、処理もおぼつかない。行政機関が丸ごと流されたという地域も少なくないのだから。

ともあれ。公的データとしては、このような形な次第。

しかし1997年っていったら、インターネットなどISDNやらOCNの時代。当時の紙資料がPDF化されて残っていたというだけでもありがたい。そして記録の大切さがあらためて認識できるよね。

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このページは、不破雷蔵が2012年3月22日 08:55に書いた記事です。

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