【更新】新たな治療薬実現への道...肺がんの原因となる「新しい」融合遺伝子発見される

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[肺腺がんの原因遺伝子を発見]
【肺がんの原因となる新しい融合遺伝子の発見 -新たな治療薬実現への道を開く-(がん研究会)】



肺がんの7割を占める「肺腺がん」の原因となる異常な遺伝子を発見したとして、国内外の3つのチームが、イギリスの科学誌ネイチャーメディスン電子版に同時に発表しました。治療薬の開発に弾みがつきそうです。

論文を発表したのは、国立がん研究センター、がん研究会と自治医科大のチーム、米国の研究所と名古屋市立大のチームの3つのチームです。

それぞれのチームは別々に研究を行っていましたが、肺腺がんの組織から細胞の増殖に関わる遺伝子と、別の遺伝子が融合している異常な遺伝子を見つけ、この遺伝子にがんを作る性質があることや、甲状腺のがんの治療薬に効果があることを確認しました。


がん研究所側のリリースを読む限りでは、ある遺伝子を持つ肺がんに対する有効(ALK阻害剤)な薬はすでに開発済み。その遺伝子を持ってないタイプの肺がん治療を可能とする、新しいがんの原因を探していたところ、今回の遺伝子発見につながったという次第。既存のALK肺がん同様に、阻害剤による治療法開発が期待されている。

要は「肺がんへの対抗薬」の別タイプのものを開発できるかも、という話であって、喫煙と肺がんとの因果関係を否定する云々ということではないので、念のため(汗......いや、そう思った人がいたものだから)。

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このページは、不破雷蔵が2012年2月13日 08:12に書いた記事です。

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