【スペイン全土で労働改革反対デモ 「若者に未来ない」】
【Euro area unemployment rate at 10.4%(PDF)】
↑ スペイン若年層失業率推移(%)
スペイン最大の労働組合は19日、政府が打ち出した労働市場改革に反対して国内全土で大規模なデモを展開した。同国で2カ月前に保守政権が発足して以来、労組による大規模デモは初めて。デモ隊は首都マドリードでも通りを埋め尽くし、労働改革によって賃金が下がり、解雇されやすくなると訴えた。スペインの失業率は約23%、若者の失業率は50%近くに達しており、失業者数は約520万人に上る。
別の参加者は孫の将来を心配して参加したと話したほか、教育費の削減に反発する学生は「1年間のインターンシップを提示され、解雇手当てなしで首にされる。この国の若者に未来はない」と訴えた。
雇用需要が減る、特に若年層の失業率が高まるってのは、先進国共通の問題点。いわゆる「先進国病」の症状の一つなんだけど、国や地域の事情・背景などで色々な違いもある。スペインの若年層における失業率の高さは他国と比べても異様に高く、上の表にもある通り4割強を維持している。
産業技術が進歩して効率化が図られれば、必要なマンパワーが減り、労働需要が減るのは当たり前。そして医学の進歩で平均寿命が伸び、高齢者の雇用継続・人口が増えれば、労働市場の上で弱者の立場にある若年層が苦しい立場に追いやられるのも、これまた道理というもの。さらに、高齢層を支える若年層の資力を確保しなければ、結局社会全体の基盤が弱いものになってしまう。短期的にも、中長期的にも。
そのあたりをちゃんと把握理解した上で、失業対策をしているのかなあ......という疑問はある。どこの国にしても。



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