移動コンビニと定価販売

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↑ 実際の「ファミマ号」のようす
↑ 実際の「ファミマ号」のようす


【ファミリーマートの移動販売車「ファミマ号」3号車、岩手で稼働開始】で思ったこと。移動販売車は拠点となるコンビニの支店みたいな感じで運営していんだろうけど、週一の稼働で営業時間は2時間ほど。3トントラックを改装したとはいえ、それなりに設備投資がかかるし、運用コストも含めれば、2時間/週の稼働ではとてもじゃないけど採算が取れない。ましてや値引き販売をしようものなら......

......と考えたら、コンビニの定価販売の重要性があらためて認識された。言い換えれば、マージンってのは単なる「ぼったくり」ではなく、利益以外に色々なサービスの対価だってことに。山間部のドライブインで、自販機のドリンクが150円やら200円するのと同じ。安けりゃいいって風潮が強いけど、裏返せば「形に見えてこない便益への対価」を軽んじていることでもあるんだよね。

そういう面をあまり目にしていないってのが要因かと思うのだけどな。「原価厨」って言葉が浸透しているのが、良く分かる事例だよなあ、と。

まぁ「近所のコンビニが全部、週一・2時間だけの営業」ってことになったら、どれだけ不便になるか。考えてみようよ。

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このページは、不破雷蔵が2012年1月27日 07:31に書いた記事です。

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