夏の豪雨で被害を受けた東北電力の水力発電所、まだこれだけ未復旧

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【水力発電所の復旧状況について(第10報)】

↑ 水力発電所の停止状況
↑ 水力発電所の停止状況


当社においては、平成23年7月に発生した新潟・福島豪雨の影響により被害を受けた水力発電所の運転再開に向けた復旧作業を行っております。

こうした中、本日、第二豊美発電所(新潟県、最大出力57,100kW)の運転を再開いたしました。これにより、現在、停止している当社水力発電所は17ヵ所、供給力としての影響は87万kW程度となります。

※第二豊美(だいにとよみ)発電所(最大出力:57,100kW 新潟県東蒲原郡阿賀町)

・放水路他の土砂排除および水車発電機の内部点検作業を完了したことから、本日、17時00分に運転を再開しました。

※水力発電所の停止状況

・表に記載の出力は「最大出力」であり、実際の出力は出水の状況により変動いたします。水害前に織込んでいた供給力は100万kW程度です。


東北電力の「でんき予報」や東電からの電力融通リリースを見れば分かる通り、東北電力管轄ではただでさえ震災の被害のせいと、原発の「要請」政策の"おかげ"でカツカツに近い状態なのに加え、7月の豪雨で水力発電所が甚大な被害を受けてその復旧が遅れており、電力事情は非常に厳しい状態にある。

インフラが抱えるリスクと、それを支える人達の努力を忘れちゃいけないよね。「電力全然問題ない、十分足りるじゃん」と主張してる、ましてやシュプレヒコールを挙げてインフラに携わる人達を糾弾している方々には、もう少し現実を見据えてほしいな。

......ってそれだけの理解力・読解力を持つ人なら、そもそもそんなことはしてないはずなのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2011年12月16日 07:16に書いた記事です。

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