【更新】「昔、どこかで見たような」をアジアのあちこちで...日本の中古電車が活躍中

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[日本の中古電車に熱視線 海外で第二の人生]



東南アジアで今、日本の通勤電車に熱視線が注がれている。使い古された中古車両でも、冷暖房が完備され故障も少ない日本の車両は、現地で「非常に品質が高く豪華な車両」と評判だ。新幹線システムの輸出はコスト面などで苦戦を強いられているが、中古車両は安価な「メード・イン・ジャパン」として引く手あまたとなっている。

国際協力機構(JICA)によると、中古車両の譲渡要請が多いのはフィリピンとインドネシア。左右のレールの間隔(ゲージ)が日本の在来線と同じため、大規模な改造をせずに走らせることができる。

特に経済成長とともに人口が急増したインドネシアの首都ジャカルタでは、車内に乗り切らず、電車の屋根の上まで人であふれかえるほど輸送力不足が深刻。輸送力改善のホープとして日本の中古車両に寄せられた期待は大きいようだ。

輸出関係者によると、日本製の新車を導入する場合は、1両当たりの相場は1~2億円程度だが、中古車両であれば輸送費を含めても1両1千万円程度で済む。日本製の車両は「途上国でもメンテナンスしやすい設計になっている点と、丁寧に扱われてきたため中古車両でも品質が非常に高いと評判」(JICA)。ゲージが異なり、改造工事が必要となるミャンマーやタイなどでも人気だ。


もちろん着色などは変えているし、一部追加のプレートが貼ってあるものもあるけど、基本は日本で使われていたのと同じ車両。「物を大切にする」という点でも、廃棄されること無く海外で使われるという点でも、何だか嬉しくなってくる。今後もこうやって末永く使ってもらえるような、立派な車両を創り続けてほしいものだ。

ちなみに。一部動画で「ドアが閉まらない。故障している云々」という話があるけど、それは誤解。日本と使い方が違う......というか乗車率のレベルが違うので、言葉通り「乗客がはみ出したまま」運行することも多々あるので、わざとドアは開けてある場合も多い。

これがその具体例。


もの凄い違和感、そしてタフネスさを思わせる映像だな。

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このページは、不破雷蔵が2011年11月27日 07:27に書いた記事です。

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