稼働率や人間の昼夜生活スタイルの転換...計算して「火力の稼働率を上げれば原子力を止められる?!」を検証

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ロイター電の話を元にした、「火力発電所の稼働率をあげれば、原発なんていらないよ」という主張と、その話を否定するさまざまな事実・検証計算のお話。まぁ読んでいくと分かるけど、書いていないことを書いてあると主張したり、計算上は云々っていってもその計算の前提が社会的にはあり得ない話になっていたりと、色々と論理破たんをしているのを、ズハズバと切り崩していく。

この類の話でよく陥りやすいのは、電気は溜められないってこと。お金とかとは違うのね。分かりやすく例えると、「乾パンは数年間保存できるけど、生クリームたっぷりのショートケーキは賞味期限が購入当日」。「止められる」と主張している人達は、この「電気の特性」レベルで理解していない場合が多い(つまり生ショートケーキをまとめて創っておいて、賞味期限が過ぎてからでもいいので食え、と言ってるわけだ。ショートケーキの場合はおなかを壊しても、まだ食べられるからましなんだけどさ)。揚げ句の果てには「日本から四季を無くして昼夜逆転の生活をすれば良い」とまで論理が飛躍している。

あとは例のアレだね。「火力や水力は稼働率100%でフル活動させても全然壊れません」という前提で物事を考えているってところかな。

......もう少し、電気の事を学んでから考えた方がいいよね。当方もまだまだだけどさ。

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このページは、不破雷蔵が2011年9月 4日 08:39に書いた記事です。

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