Yahoo! JAPANとローソンが連携

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ヤフー株式会社と株式会社ローソンは、昨年末より両社のお客さまへインターネットのプラットフォームと店舗の利点を活かした新しいサービスについて協議を進めてまいりましたが、この度合意に達し連携することとなりました。

Yahoo! JAPANは、1か月あたり約5,230万人のユニークカスタマー数(※1)を誇り、昨今ではスマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページPV数が17倍に増加する(2009年12月比)など、PCのみならずケータイ・スマートフォン・TVなど様々なデバイスに最適化されたインターネットサービスの提供を行っております。

ローソンは、日本全国に約10,000店舗を展開しています。また、約3,200万の会員を有する共通ポイントプログラム「Ponta」に参画し、購買データを分析しお客さまのご要望に合った商品の提供に努めております。

両社は、それぞれが持つ情報やプラットフォームを活用することで、お客さまのより便利な生活をサポートできる提案を検討してまいりました。連携の詳細は以下のとおりです。

<連携の背景および概要>

スマートフォンやタブレット端末の普及などにより、日常生活における情報量は大幅に増加し、複雑化しています。またそれに合わせて位置情報を活かしたサービスやアプリの普及も加速度を増し、買い物をする場所や方法は多様化、商品やサービスは様々なチャネルに分散しています。

今後両社は、ECモールでの連携、購買履歴の分析、位置情報サービスと店舗の連携を進め、情報と環境を整え、お客さまお一人お一人の嗜好に合ったサービスを提供することを目指します。インターネットの利点である検索性や品揃えの多様性、コンビニエンスストアの利点である現物があることと近さの利便性を組み合わせ、お客さまの「欲しいものを」「欲しいときに」「欲しいところで」お求めいただけるサービスを実現してまいります。

具体的な実施項目は、次頁のとおりです。

<実施項目>

Yahoo! JAPANとローソンは、それぞれのプラットフォーム・ノウハウ、会員基盤を活用し、以下のサービスを共同で展開いたします。

1.Yahoo! JAPANのネットサービスとローソンのリアル店舗の連携
<位置情報サービス=「Yahoo!ロコ」での連携:2011年6月より順次実施>
<Yahoo!ショッピングの人気商品をナチュラルローソンで販売:第一弾2011年8月>
<Yahoo!ショッピング出店ストアへ購買データの提供:(開始時期は未定)>

2.プラットフォーム・ノウハウを活かしたショッピングモールの連携
■ECモール連携
<ローソンのプロの担当者が厳選した商品をピックアップ>

3.スマートフォン向けアプリの連携
<2011年12月配信予定>

4.おすすめ情報発信の連携
<2012年春より随時実施予定>


色々と未決定な部分が多いのだけど、興味深いのはスマートフォンのアプリ連携の部分。位置・時間データの共有が図られるとどんなことが出来るのかな、海外でよく行われている、スマートフォンを使った色々なプロモーションみたいなのが出来るんじゃないかなという期待が。

一方で「Yahoo!ショッピング出店ストアへ購買データの提供:(開始時期は未定)ローソンの購買履歴などを検証するCRMを使って、購買データをYahoo!ショッピングに出店しているストアに提供します」とあるけど、これは大丈夫なの? という感じがする。CRMってのはCustomer Relationship Managementのことで、顧客の各種データを意味するんだけど、この場合はローソンのリアル店舗でのデータということになるのか。うーむ。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年6月 9日 16:59に書いた記事です。

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