過度の対応は逆効果。掛け声だけを叫ぶ人には要注意

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先ほど挙げた【「家庭での節電計画を分かりやすく・スマートに」を考えてみる】でも触れてるけど、「無理矢理でも節電をしないと非国民だ」的な雰囲気がテレビや雑誌で形成されているのを見ると、ややうんざりするものがある。そりゃ彼らにしてみれば危険を煽って不安がらせた方が媒体が売れるから、そうしたくなるのも分からないでもないけどさ(「商売だから仕方ない」という決まり文句を使うだろうし)。

今回上に挙げた事例は、節電の失敗例というか、過剰反応による副作用的な事例として、「公的な文書」として出たという点で注目すべきだな、ということで覚え書き。

当方が使っている最寄駅そばのコンビニでも「防犯の関係から照明を落とすのは最小限にしてあります」という貼り紙がしてあった。「やっぱりそうだよな、すぐに数字は出てこないけど、そういう『視えない効果』ってあるんだよな」ということがあったから、やっぱりなぁと。

自販機の件でも感じたんだけど、照明をつけているのはそれなりに色々な理由・効用があるからで、それを落とすってのは、マイナスの影響が必ず生じているのよ。検証データが少ないから、具体的事例は見出せないけど。心理的側面とかを見れば、絶対に消費マインドの低下につながってるはず。だから無理な、強要した節電っては、強要した方はその状況を見て自己満足に浸るだろうけど、全体としては絶対にプラスにならない。

だから、こういう自己満足的な、でも一歩引くとマイナスになる「まずい節電」ではなく、【ローソンのLED照明導入工事】で挙げたようなLEDの積極果敢な導入なり、【ワットモニター 購入・試用】で解説したように今まで見えてなかったものを見定めて、知らず知らずのうちに無駄遣いしていたのを整理していくってのが、本当にやるべき、あるべき姿なんじゃないかなぁ、と。

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このページは、不破雷蔵が2011年6月 2日 13:03に書いた記事です。

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