ライバルのiPhoneユーザーに利益を与えつつ自社新商品をアピールする方法

| コメント(0)


最近は携帯電話にしてもスマートフォンにしてもそれなりに高性能・高画質なデジカメ・ビデオ機能を搭載しているせいで、デジタルカメラの肩身も「昔と比べたら」狭い今日この頃。そんな中で登場したライカの新型デジカメ『Leica V-Lux 20』の素晴らしさを公知するために行われたプロモーション。具体的にはiPhoneユーザー向けのオシャレアイテムとして、「Leica V-Lux 20」の外見を模したカバーを提供したというもの。

カバーをかけるとiPhoneは(レンズ部分はともかく)見た目は「Leica V-Lux 20」そっくりになる。まぁレンズ部分の場所は違うし、カバーのレンズはプリントしてあるだけなので、写真右下のようにシャッターポーズを取ったところで本当に写真を撮影できるわけでもなく(出来たら面白かったんだけどね)。それでも「Leica V-Lux 20」がどのようなあんばいなのか、サイズとか持ち心地は十分に分かる。

で、お茶目、というか宣伝として当然なんだけど、カバーの側面には「((iPhoneと)同じ大きさで、より良い画質の写真を。Leica V-Lux 20.でどうぞ(Same size, better pictures.The Leica V-Lux 20.)」と書いてある。なるほどね。ライバルのiPhoneユーザーに便益を提供しつつ、しかも訴えかけたいことはちゃんと訴えている(側面に書いてあるってことは、写真右下のように写真をとるポーズを取った時に、ばっちりと目に留まるわけだ。しかもケースのデザインとしてはうざったくない感じで)。

でもこのデザインなら、「Leica V-Lux 20」云々は別として、純粋に欲しいな~と思うのは当方だけではないはず。切り口が上手いよね。


※これ、iPhoneのレンズの部分がちゃんと穴空いてるんで、使えるね。このあたりも含めて、本家サイトの方でもう少し突っ込んで解説しなおします。


(ソース:

カテゴリ:

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年6月20日 08:48に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ドーナツをこぼさず食べる方法を発明したお姉さん」です。

次の記事は「タイガーパンとキリンパンとダッチパンとダッチブレッド」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30