日清食品は「サマー半ドン制」で節電&生活向上

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日清食品グループは、東日本大震災に伴う政府の節電政策に従い、7月から9月の期間において、これまでの節電への取組みとあわせ、次の対策を実施し、目標とされている15%の電気使用量の削減に取り組んでまいります。
勤務体制の新制度導入

工場やオフィスでの様々な節電対策の一環として本制度を導入します。本制度は節電効果 (*1) だけでなく、従業員が自己啓発のほか、家庭や地域社会での生活の充実を図るなど、ワークライフバランスもその目的としています。

1.制度の内容
(1) 『サマー半ドン制』
社員各自が、月曜から金曜の所定労働日のうち、週に1回は必ずA又はBの勤務シフトを選択する。
【勤務シフト】
A:8:00 ~ 13:00
B:13:00 ~ 18:00

(2) 『夏期休日の分散取得』
例年は一斉に取得していた夏期休日を、A~Dの4パターンに分散して取得する。
【夏期休日】
A:7/22(金) ~ 26(火)
B:8/12(金) ~ 16(火) ※従来通り
C:8/26(金) ~ 30(火)
D:9/ 9(金) ~ 13(火)

(*1) 節電効果 これらの実施により、パソコン、エレベーター、室温への影響などで、東京本社ビルでの一定量の電力削減効果を見込んでいます。

2.対象者
東京電力及び東北電力管内の事業所に勤務する日清食品ホールディングス、日清食品、日清食品チルド、日清食品冷凍、日清食品ビジネスサポートの全従業員 (※日清食品関東工場の勤務者は除く)

3.実施期間
2011年7月1日(金) ~ 9月30日(金) ※状況に応じて変更の可能性あり
各事業所における取り組み

政府が定める電力緊急需給対策の基準に従い、昨年の使用最大電力から15%削減した中で業務を行う。

1.取組みの内容
(1) 生産部門での取り組み
●休日や夜間に生産をシフト
●東京電力管外の工場に生産をシフト
●生産計画の前倒し
●自家発電機の導入 など

(2) オフィスでの取組み
●事務所内の温度を29度に維持する
●事務所内の照明を30%間引きする
●透明遮熱フィルムを窓ガラスに貼り付ける
●クールビズの実施期間の前倒し (5月6日より)
●3階以内のフロア移動は階段を利用する
●LED電球への交換 (一部交換済み)
●ネオン看板の消灯 (実施中)
●社内飲料自動販売機の電源OFF台数を半分にする
●昼休み・会議時など30分以上席を外すときは、ノートパソコンのカバーを閉じる
●トイレの温水器の使用停止

2.対象
東京電力及び東北電力管内の日清食品ホールディングス、日清食品、明星食品、日清食品チルド、日清食品冷凍、日清食品シスコ、日清ヨーク、味の民芸フードサービスの各事業所 (本社、営業所、研究所、工場、店舗) ※クールビズは全国の事業所で実施

3. 実施期間
2011年7月1日(金) ~ 9月30日(金)



各種節電対策はともかくとして、「サマー半ドン制」「夏期休日の分散取得」は効果としてはどうなのかなぁ......。全員がいっぺんに休まないと、固定使用電力部分(例えば廊下やトイレなど共通使用部分とか)は点灯せざるを得ないし、それに下受けの対応ばどうするのだろうかとか(下受け云々は先に
【産業の活力が分かる、大口電力使用量をグラフ化してみる(2011年4月分)】の終わりでちらりと触れた、自動車工業会の「休みを土日から木金にスライドする」話でもごちゃごちゃしてるらしい)考察すべきことは多いよね。

まぁ状況が状況なだけに、色々と試行錯誤しながら進めて行くんだろうなあ、と。一番なのは「普通に業務をしても十分節電できる体制」で、それを目指して突き進んでいる最中のインターミッションだと思うんだけどね。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年5月21日 12:50に書いた記事です。

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