「スターマイン」単行本2巻 読了

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『「スターマイン」単行本2巻』



【「スターマイン」単行本2巻、4月発売決定】でも紹介した、「ぱれっと」でストロマ先生が連載している「スターマイン」の単行本。発売日は4月22日だったんだけど、アマゾンで頼んだこともあり到着したのが本日。受け取ってからすぐに読みまくりましたともさ、ええ、週末はこれを待っていたといっても過言ではない、と。

内容はといえば、いわゆるギャルゲー的設定な、一見主人公の男性がウハウハそうに見えるけど、実のところ現状把握で精一杯なところが歯がゆい感じの、主人公(男性)+女の子たち山盛りな状況下でのお話。女の子たちも一人ひとりが多種多様、個性派ばかりで、やもすればありがちな対立・嫉妬のようなダークサイドな面も無く、ニヤニヤしながら楽しく読める、一押しの作品。描写の上手さ、巧みさとか、映像・映画的な見せ方・切り口、セリフ回しの上手さが所々に見えたりして、それもまた奥深い。

第二巻収録分になって、第一巻目の流れと比べると、個々のキャラクタの個性付け、性格づけが明確になり、やもすれば「典型的な特徴を持つ」「没個性的キャラ」から、一人ひとりの顔や心境がより鮮明に見えてくるようになってきた。ただその分、主人公の「奪い合い」が表に出てくるようになったのが少々気になるかな、とか。

描き下ろしは冒頭カラー部分以外に、いくつかの話と話の間のインターミッション的(あるいは後日談・前ふり的な)カット。よくあるパターンだけど、話を補完する形になってるのもあるし、何だか嬉しいね。

「あとがき」のカットが、最後の話の後日談的なものだとしたら、随分と彼女への評価がプラスされるんだよな、その方がいいなぁ......という独り言も添えて。

(最終更新:2013/08/29)

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このページは、不破雷蔵が2011年4月24日 18:07に書いた記事です。

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