ブロッコリー、店舗・通販サイト部門をアニメイトに売却

| コメント(0)


当社は平成23 年3月30 日開催の取締役会において、平成23 年6月1日をもって株式会社アニメイトに対し、下記のとおりリテール部門を譲渡することを決議いたしましたのでお知らせいたします。

1.事業譲渡の理由
当社は、創業以来、TV ゲーム・CD・アニメーション等のコンテンツ商品制作・発売及びカードゲーム・リアルグッズの製作・発売を主とする「エンターテイメント事業」と、アニブロゲーマーズ店舗と通販サイトを運営する「リテール事業」の2大事業を柱として事業推進してまいりました。

このうち「エンターテイメント事業」については、リアルグッズの製造・販売にシフトすることで全社的な成長基盤となる道筋を確保しつつあること、またコンテンツ・ゲームソフトビジネスの黒字転換、カードゲームビジネスの安定的な利益基盤の確保等、一メーカーとしての事業基盤を整備しつつある状況に至っております。

一方、「リテール事業」については、店舗の全国展開を行うことで市場シェアの拡大と利益拡大を図り、これまで「ヒト・モノ・カネ」の経営資源を相当量投入してまいりましたが、不採算店舗の発生、資金の硬直化が発生する中、札幌店・仙台店等の店舗移転、船橋店・岡山店の閉店、池袋店・津田沼店の新規出店等、店舗スクラップ&ビルドを推進する一方、店舗拡販キャンペーン、フランチャイズ対策、店舗運営の効率化等、数々の諸施策を投じてまいりましたが、「リテール事業」の安定的黒字体質への転換が十分果たせない状況にあります。

このように、「エンターテイメント事業」の売上貢献度は低い一方、「リテール事業」の利益貢献度は非常に不安定かつ厳しい状況において、当社は後段の項目「8.参考資料としてのフレームワークによるリテール事業分析」のもと、

・ソフト市場のシュリンクといった将来の不安定要素
・強大なNo.1 チェーンの存在と台頭するネット通販の拡大によるリテール販売網の競争力の低下

から、「リテール事業」の将来性と成長性への不安定要素を切り離し、平成21 年2月期以降当社の成長ドライバーとなっている「エンターテイメント事業」に経営資源の選択と集中を図ることで、企業として安定的な黒字体質への転換を目指してまいる所存です。


まぁ要は「コンテンツ部門はそこそこ儲けが出るようになったけど、販売部門は図体でかいばかりで赤字ボンガボンガ出るんで、販売部門をアニメメイトに売ってコンテンツ部門に専念するよ」ということ。リテールってのはBtoC、一般消費者向けの小売のことね。具体的には「アニブロゲーマーズ16店舗」「ゲーマーズ通信販売」。

諸表見ると、確かに黒字確保は出来そうだけど、企業規模が随分小さくなっちゃうような......。

しかしリリースの下の方の図表で、「市場でのポジショニング」の部分。「死の谷」ってのは、ねぇ。



分からないでもないけど、もう少しなんというか、その。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年3月30日 18:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ヤングキングアワーズ2011年5月号 読了」です。

次の記事は「キングさよなライオンとか色々」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30