ゲームと暴力と包丁と

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昨日のツイッターのタイムラインを確認していたところ、「暴力的なゲームは子供に影響を与えない」とする話がいくつか目に留まった。
【都知事に立候補した松沢成文「テレビゲームの影響で少年は犯罪を起こす」「国がしっかり規制すべき」】などにあるように、都知事立候補者の一部が「ゲームが少年犯罪のトリガーになる云々」と発言したことを受けて、色々と話題になっているようだね(もっともそれが伝えられた番組では統計データと専門家の双方の視点から否定されてるけど。M候補の面目丸つぶれ)。

結局、ゲームにしたって100%影響が無い・あるっていう話じゃなくて、ゲームの内容やプレーする人の経歴・経験・性格・環境、その他さまざまな理由で影響のある無しが変わってくるわけで、一律規制する必要はないのと同時に、完全放置ってのもどうかな、ということではないかな。

記事タイトルにもあげた包丁と同じで、料理を作るのに欠かせない包丁は、同時に危険なことにも使われかねない。「犯罪に使われ得るから包丁禁止」ってのは馬鹿げた話だけど、「子供でも自由に包丁買って使っていいよ」ってわけでもない。展示場では見本しかなくて、購入したい人はレジでオーダーするというスタイルがほとんどだし、リスクがあると判断されれば販売を拒否するってこともありうる。

そもそも論として、M候補者のいう「健全な環境」って何だろう。無菌培養の環境? そんなところで育った子供が実社会に出たらどうなるか。一目瞭然だよね。


(最終更新:2013/08/29)

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このページは、不破雷蔵が2011年3月 3日 08:38に書いた記事です。

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