「明日外国からのお客様が立ち寄るから、今後うちではずっと英語で話すこと。ハシは使わずフォークとスプーンだけ」

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【休日まで中国を配慮? 民主「休暇分散化」構想 今国会中の祝日法改正を目指す 祝日の「意義」はどこへ】



民主党は、観光振興や渋滞解消などを目的に地域ごとに時期をずらした連休を導入する「休暇分散化」構想をまとめた。与野党で協議の上今国会中に祝日法改正案を議員立法として提出を目指す。中国の建国記念日「国慶節」(10月1日)に配慮し、10月第1週に連休を設けない方針。日中の観光客がかち合って渋滞・混乱することを懸念したというが、日本の休日が中国の行事に左右されるのは本末転倒だといえる。祝日の「意義」までも骨抜きにされる危険性もある。

プロジェクトチームの資料には、10月の第1週に連休を設けない理由を「中国では10月1日を含む週は国慶節関連の大型連休であり、この時期に国内の連休を設定するとかえって混雑を助長する可能性があるため」と明記された。

2月3日の党会合では白真勲参院議員が「韓国の秋夕(チュソク、旧暦の8月15日、韓国の旧盆で連休)との重複」についても確認するよう要望している。


【休暇分散 2/3は「効果無し」】【「休暇取得の分散化」反対は過半数、賛成は3割足らず】にもあるように、「必要のない事ばかり懸命になる現行政権政党」の所業の一つとしての「連休分散化」政策。一度差し戻しをしたけど、全然反省していないというより、むしろ開き直っている感があるわけで。

今件で違和感を覚える最大の原因は、結局記事タイトルに例えられるんだよね。【JNTOのデータ】などを見ると確かに直近データでは中国の来日観光客が増加しているし韓国は多いけど、これが今後5年10年、50年と続く保証はどこにもない。にも関わらず、中長期的な慣習のベースとなる日本の祝祭日を、どうして中韓の事情で動かす必要があるのかということ。「明日外国からのお客様が立ち寄るから、今後うちではずっと英語で話すこと。コタツは捨ててテーブルで食事を取り、ハシは使わずナイフとスプーンだけ。円は使わずにドルを使いなさい」と家族に命じたら、どのような反応があるだろうか? 「気が触れたの?」と突っ込まれるのがオチ。

短期的な対応のために中長期的なものに対する変更を行うのがいかに愚かなことか。それに観光客に配慮するのなら、台湾やアメリカ、香港、オーストラリア、タイにも配慮しなきゃならなくる。日本の祝祭日がごちゃごちゃになってしまう。「どうして中韓だけなの? 正直に答えてよ」と突っ込まれて、彼ら・彼女らは本当のことを口に出せるのかしら。まさか「隷属化意志を首領国首脳に示すためですキリッ」とか言えないもの、無理だよね。

彼らはこう反論するかもしれない。「おもてなしの精神だ」と。でもそれは違う。日本でワールドカップが開催された時、来日した海外の選手たちを日本はちゃんともてなした。でも自分達の中長期的な慣習を覆し、今に至るまでその状態が続いてる? そうじゃないよね。結局、現行政権政党の「連休分散化と中国・韓国への配慮による移動」ってのは「おもてなしの心」じゃなくて、「ろくでなしの心」なんだよね。どうして彼ら・彼女らは、やるべきこと、やってもらいたいこと、「やります」と宣言していたことはほとんどやらずに、やらなくてもいいこと、やってほしくないこと、やると日本が痛手を受けることばかり積極的なのだろう。

まぁ、彼ら・彼女らが「ろくでなし」ってのはいわずもがなの話なんだけどさ。

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このページは、不破雷蔵が2011年2月13日 08:24に書いた記事です。

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