さて、30万冊もダウンロードされたeBookJapanの電子書籍の累計売上ベスト10
は以下のとおり。
1位 北斗の拳(原作:武論尊 画:原哲夫)
2位 静かなるドン(新田たつお)
3位 三国志(横山光輝)
4位 女帝(作:倉科 遼 画:和気 一作)
5位 沈黙の艦隊(かわぐちかいじ)
6位 シティーハンター(北条司)
7位 3×3 EYES(高田裕三)
8位 ゴルゴ13(さいとう・たかを)
9位 誰にも言えない(秘)(ガールズポップコレクション アンソロジー)
10位 ブラック・ジャック(手塚治虫)
(2010年10月29日現在)
これを見ると、なんとなく理容室のラインナップに近いような気もしたりしなかったり......。ちなみにTOP200圏内に入る少年誌と青年誌のマンガは175タイトル。その結果から見て、電子書籍版マンガのメインユーザーは男性と考えて間違いないだろう。
【「ジャンプSQ.19」創刊号、丸ごとiPadで無料配信・最新号とのセットも450円で提供へ】などにもあるように、新刊を電子書籍で展開する一方、在庫などの管理がほとんどいらないことから、既存の出版物や過去の書籍を電子書籍として展開する動きも盛ん(先日の【絶版漫画の無料公開場「Jコミ」、「ネギま!」の赤松健先生らが開設へ】もそうだね)。
で、元資料を読んで、具体的な販売数が挙げられていないのは残念だけど、確かに上位陣は「過去の名作」で、比較的カバーする領域が広いものばかり。そして指摘通り理髪店や銀行など、時間つぶしのために用意されたような雑誌が多い。最新刊は......ないねぇ。ってことは、現状では「比較的読みたいな、と思っているものの中で、暇つぶし程度にはちょうどいいかな」って作品がよく選ばれる傾向があるのかしらね。あるいは「絶対これを読みたい!」ではなくて、「あ、これ読んでみるのもいいかな」という、思いつき読書? みたいな感じのチョイスで選ばれる作品にニーズがあるとか。。。
となると、「Jコミ」の「絶版タイトル云々」ってのは、案外ツボなのかもしれないね。
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