【更新】吉野家と自動券売機と

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先ほど本家で掲載した【何で牛丼屋に行かないの? その理由は......】。これ、調査結果を元にした分析記事の第一弾で、合計第三弾まで掲載予定。その中で「吉野家が券売機をほとんど置かない理由」について調べていたら、見つかったのがこの記事[なぜ、「券売機」を置かないのか:吉野家式会計学(3)]。安部社長曰く、

「いやいや、券売機を置いたほうが作業の繁雑性ははるかに小さくなるから、労働生産性を徹底的に追求しているわれわれとしては、本来、券売機は必然の道具です。しかし、非常に矛盾に満ちたことではあるけれど、券売機を置かないことで大事にしたいことがあるんですよ」

安部社長は、券売機を置くと「ご注文は何にいたしますか」という接客用語が、ひとつ減ってしまうという。そして、代金の受け渡しという接客行為もひとつ減る。それゆえ、券売機を置かないというのだ。なんとも情緒的な回答である。

「文化人の方々は、吉野家は無機質このうえないとおっしゃるわけですが、築地で生まれた吉野家には、伝統的に醸し出してきたひとつの文化があると思うんです。券売機を置かないのは、その文化を、収益が許す限り大事にしていきたいというメッセージでもあるんです」


とのこと。要は「接客における客と従業員との接点を少しでも確保したい」ということ。確かに一理はある。ただこの想いが客側に伝わっているか否かは......まあ、明日以降をお楽しみに。

それと吉野家の券売機の件だけど、皆無ではないみたい。【吉野家の券売機】などで見られるように、複合店あたりで一部導入されているみたいだね。

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このページは、不破雷蔵が2010年10月 4日 21:02に書いた記事です。

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