レゴとその亜流品と

| コメント(0)


以前も言及したし時間があればまとめてしっかりと体系立てて記事にした方がよいと考えているのだけど、レゴの仕組みってのは基幹部分の特許は切れているので、レゴの規格の互換品そのものは版権の上では何の問題も無い。

ただ、レゴのブランドをそのまま使うのは当然アウト。また、レゴが作ったセット商品をそのまま真似したり、別の版権が絡んでいる商品をパクるのも当然アウト。で、アマゾン周りの話でも何度か触れているけど、中国や韓国などのレゴのパクリ商品が最近悪質化してきて、レゴ社の記念商品をそのままパクって商品化したものがあり(商品名まで●●記念そのもの)、そういうパクリ上等な商法に関するツッコミのお話。

レゴに限らずコンテンツをパクる系のに共通するもので、色々と納得できる説明ではある。大元の、元祖のものは高いから、気に食わないからと、イリーガルなコピーのものに手を出していては、結局市場全体が朽ちてしまう......ってあれだ、先日の【フリーミアムの行き着く先】と雰囲気は似ている。

気に食わないから違法なことをしても正当化されるってのは、テロリズムと何ら変わりはない。コピー商品に手を出すのは、まさにそんなところ。無意識、あるいは意図的にその違いをごちゃまぜにして自分の責を覆い隠すケースが最近よく見受けられるので、これも一つのトレンドなのかなあとも思ったりする。


【レゴみたいな組み立てモデルは実在する】でもちょいと触れたお話も。版権物の再現率を上げるためとか、安易にそれっぽく見せるため、成型済みのパーツで対応させようとすると、どんどんプラモデルと変わらなくなってくる。個人的には数年前のクリエイターシリーズのような「これこそレゴだ」的なものが好きで、あるべき姿かなあと思うようになったし、だからこそ最新の建物三部作のクリエイターシリーズは、そのコンセプトに近いかなと思うようになった次第。


これとかね。

まぁ、例えば指摘の通り、PaB(基本系パーツを好きなように選択して購入できるばら売りシステム)のオンライン版を日本でも利用できるようにすれば、ちょっとは状況も変わるかなとは思うのだけど。

関連記事             

コメントする

                         

この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年9月17日 07:50に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「正体不明のレゴのパーツとそのありか」です。

次の記事は「トイザらスのブロックトーバーが今年もやってくる」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


ウェブページ

Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com