アルコール系商品が売れたことを「家飲み需要がけん引」と評するとは

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新形コロナウイルス流行後の消費動向の大きな変化は、統計上の数字にもあからさまな形で出ているので、色々な方面から統計をチェックして確認をしておくべきだよなと思ったりする。今件もその類の話で、どこぞの雑誌の切り抜き(業界紙かビジネス誌かな)によるPOSデータからの分析なのだそうだけど、「4月以降は手作りや家飲み需要がけん引した」という解説で少々ずっこける。

スピリッツやリキュール、中国酒が売れたのは、人々が一斉にドランカーとなったからではなく、手洗いなどの消毒用として高アルコール度のお酒をいちどきに調達したからに他ならない。というか色々なメーカーが動いて建前上はお酒だけど手洗い用や調理器具、家具などの洗浄用アルコール代わりに使ってね的な商品が展開されるような状況だったというのを、もうお忘れなのだろうか。


で、当方はPOSデータが取得できるはずもないので、例の家計調査から色々と。月次ベースでデータを取れるのは二人以上世帯のみなんだけど、それでも確かに4月以降で一部の酒類に大きな動きがある。もっとも家計調査の場合、POSデータではないので回答者の判断次第で区分わけが正しく行われていない可能性も否定できないので、ぶれが生じていることは否めない。それでも除菌用として買ったお酒をビールとかワインと勘違いすることはないだろうからと、それらの値はおとなしいものとなっている。こういう形で社会現象がちゃんと他の方面の統計値で現れるというのは面白い話に違いない。

ちなみにホットケーキや乾麺の類がランキングから落ちたのは、5月辺りから学校が再開されたというのも大きいだろう。ただ観測の限りでは、麺類関係の需給はまだ不安定なことに変わりはない。今後も注視が必要だ。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月27日 07:31に書いた記事です。

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