任意保険に入っていない人は車を運転する資格はない

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先日任意保険に入っていなかったので事故の賠償ができないけどどうしよう的な話があって、詳しく見るとかなり無茶苦茶な論調だったので皆が突っ込みまくったよ、という件。まず自動車の保険は強制保険(自賠責保険)と任意保険に区分されるという前提を。自賠責保険は自動車を使う人すべてに加入義務があるもので、事故った時の最低限の保証がされるもの。任意保険は自賠責保険でカバーできない部分の補償をするもので、種類も多様。例えるなら自賠責保険はRPGにおける布の服とひのきの棍棒のようなもので(それすら無く単なる普段着だけかも)、任意保険は銅の剣や皮の楯、薬草などを買うための資金みたいなもの。

任意保険は強制ではないけど、自賠責保険では保証されないトラブルも多いので、何かあった時の保険をという考えでは任意保険は必要不可欠。何しろ自動車はトン単位の金属の塊を高速で動かすアイテムなのだから、何かあった時の損失はどえらいものになる。

一方で任意保険に入っている自動車の利用者は7割ぐらい。残り3割は面倒くさかったり、事故らなければどうということはないとたかをくくっていたり、単にもったいなかったり、深い考えをもたずに、事実上の保証なし状態のリスクを負いながら自動車を運転していることになる(自賠責でまかなえればいいのだけど。自賠責ってのは対人事故の場合のみ、一定金額内まで。運転した本人のケガとかものへの補償はないし、相手の物品への補償も無い)。

というかその辺りは免許取得時に思いっきり習っているはずなんだけどね。


結局のところ任意保険ってのは自分の運転する自動車に対する責任の取り方。安全運転をするのは当然ではあるのだけど、それに加えて何かあった時に自分の手に負えない部分の対応をしてもらえる手段を用意しておくのは、人として当然のことであり、それができないのならそもそも車に乗るな、ということになる。


今件に絡んで一部で「任意保険に入るお金がないのだから仕方がないじゃないか」という意見があったけど。これって結局のところ自分の責を他人、社会に放り投げているパターンな気がする。自分は悪くない、悪いのは社会だというよく聞くもの。

指摘もあるけど、漫画村騒動と同じパターンなのだよね。自分が責任を取るだけのリソースを提供するのは嫌だから、価格のせいにする、社会のせいにする。自分がやりたいことをできないのは、その責を取らない自分が悪いのではなく、社会が悪いから、ズルをしてもいいんだ、それで何かトラブルが発生しても自分は悪くない、むしろ被害者だ、という感じ。

結局のところ自動車を運転する人は、何かあった時に責任を取る義務がある。その義務すら履行できない人は、運転する権利...というか資格すらないってことなんだよね。それは社会のせいでも国のせいでもない。自分自身のせい。それすら理解できないのなら、自動車免許を返納すべきですらある。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月24日 07:41に書いた記事です。

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