「SNSのフォロワーが増えたら本を出すよ」とアプローチする編集の存在意義

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要はフォロワー数を増やして一定数にすることで、その喧伝力を使って宣伝をしてくれればそれなりに本が売れるだろうから、部数の底上げが期待できるので、それなら出してあげてもいいよ、そうでなければ自分達の広報宣伝では売れる自身が無いのでダメだよ、というお話。具体例は挙げないけど、そういうアプローチを受けたと吐露する漫画家先生の話はちらほら見聞きするようになった。

確かに出版業界関連はリソース不足でしかも環境がどんどん動いていくから対応も大変なので、できることなら作家に丸投げしたいという気持ちは分かる。しかし寅さん風にいえば「それをいっちゃぁおしめぇよ」というレベルの話に違いない。作家側としてはそこまでして書籍化してもらう意味はあるのだろうか、と考えることだろう。費用対効果を考えたら、他の出版社にアプローチするなり、自分で電書化や自費出版化した方が早いのではとの結論に至る可能性は否定できない。

今件は読者側にしても不幸な話に違いない。編集側の技術不足、怠慢で、リーチできるはずの作品と巡り合えなくなる可能性が生じてしまう。SNSでフォロワー沢山増やしたら書籍化するよというアプローチは、短期的な観点では金銭の上で確実性の高い方法かもしれないけど、中長期的にはよい方法とは思い難い。というか、逆の立場になって考えてみれば、それが正しいものかどうか、すぐに理解はできると思うのだけどね。

そして多分に、フォロワー云々と条件を持ちかけて来る編集側は、SNSの有効な使い方を知らなかったりするというオチまであるから、始末に負えなかったりするんだよねえ......。

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このページは、不破雷蔵が2020年7月28日 07:58に書いた記事です。

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