Yahoo!ニュースがいわゆるステマ記事の徹底排除に本腰を見せ始めたとの話

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 「Yahoo!ニュース」と記事提供契約を結ぶ一部のニュース提供社が、ノンクレジットの広告記事(広告であることを隠し、通常の編集記事であると誤認させた広告記事)をYahoo!ニュースに配信している可能性があるとの報道を受け、ヤフーは7月30日、「これらの行為について、積極的に排除し、撲滅したい」との考えをYahoo!ニュースのスタッフブログで示した。


ニュース提供社だけでなくステマに関与した広告事業者などにも「厳正な対処」は及ぶのかとの問いに対し、同社広報室は「ステマ配信がそのような複数の関係者で行われていた場合には、今後、ニュース提供社のみでなく、それを促す企業への処置も検討していきます」と答えた。

また、今回声明を出したタイミングとは無関係だとしながらも、同日付けで、「マイナビニュース」と「マイナビウーマン」を配信するマイナビ、「モデルプレス」を配信するネットネイティブの2社3媒体との契約を解除したと明かした。


ステルスマーケティング(記事)が問題視されているのは以前からの話で、それだと印象が悪いのでちょいと表現を変えてネイティブ広告と評してみたりしたけれど、結局やってることは同じじゃんってのは、以前から伝えている通り。そしてヤフーやライブドアのようなポータルサイト、そして一部の言論系やウェブ新聞系サイトでは登録記者の記事をそのまま、あるいは精査編集の上で掲載している。

で、この二つが合体すると、ネイティブ広告みたいなステマ記事がマスターのサイトで掲載され、それがそのままポータルサイトへ転送され、有力ポータルの肩書を配した上での配信となってしまう。これは以前、悪質系まとめサイトやスットコで悪意のある内容の記事が、ポータルの権威を付与されることで読者に大きな誤解を与えるってことで、以前から指摘していた通り。

それに関して今回、Yahoo!ニュース側では「やったらあかん」と公知すると共に、その判断とは無関係としながらも、それっぽい記事の展開で良く知られている複数の媒体との契約解除を発表、さらには「優良誤認として景表法違反に問われる可能性もある悪質な行為」との言及まで行っている。

もし仮にYahoo!ニュースでこのような悪質な行為を許せば、記事内容に対する信頼が損なわれるだけでなく、読者、広告主様との信頼関係をも損ない、ひいてはYahoo!ニュースが長年かけて構築してきたサービスそのものへの信頼を大きく揺るがす重大な問題と考えており、これらの行為について、積極的に排除し、撲滅したいと考えています。


数多くの媒体から記事の配信を受けているYahoo!ニュースでは、ニュース提供各社との契約で、広告としての表記の有無にかかわらず記事広告やタイアップ記事を配信することを従来から明示的に禁止しており、また、記事中のリンクから広告に誘導することも禁止しています。ニュース提供各社には契約遵守を強く要請していますが、残念ながら違反が認められた場合には、速やかに契約を解除してきました。今後も、契約違反が明らかになった場合は、契約解除はもちろんのこと、Yahoo!ニュースが信頼を損なうことによって被った損害や信頼回復のために要した費用の請求、その他法的措置を含む厳正な対処を行います。


詳しくは元記事を確認してほしいけれど、ポータル系サイトに転送されることで権威を上乗せして広がり、広告の価値がさらに高まること(≒読者側からすれば騙されやすい状況が上乗せされる)を期待していたステマ系ニュース記事・サイトは、その手口を一つ失うことになる。まぁ、当たり前といえば当たり前なんだけど、詐欺師的な行為の片棒担がされていたような状況が判明したのなら、断固たる措置を取るのは当然の話。

前々から「当り前」の話として伝えてはいるけどね。さて、「ニュース」としては存在価値が無いと判断されたとも認識できる、いわゆるネイティブ広告的なものは今後どうするんだろう。

......それにしても

編集コンテンツと誤認させて広告を届けるような行為が行われているということです。「ノンクレジットのネイティブ広告」「ノンクレジットのタイアップ記事」などと呼ばれることもあるようですが、

というのには驚いた。ネイティブ広告ですら、その広告表示の目立たなさが問題視されてるってのに、それを無くして「広告表記の無い広告」ってことを表明してしまっている切り口もあるのか。もうたばこの広告表記のように、全面積の何十%は広告であることを明記しないと、ネイティブ広告の類は使ったらあかん、的な決まりを創った方がいいのかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月31日 07:57に書いた記事です。

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