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現役FPが語る「身近なお金の知恵」……株式の無限増殖法

FP連載今回のネタは、必ず自己責任の範囲でお試しください。株式売買は、そのマーケットリスクの高さから、未経験者に簡単にお勧めすることはできません。上場株式は、毎営業日、証券取引所にてオークション方式で売買されており、その需給によりダイナミックに株価が変動します。その株価の変動を観察し、安いところで購入し、高いところで売却する。その差額が、譲渡損益となります。いつが安いのか、明日以降、もっと高い値段で買ってくれる人が現れるのか、それを考えるのが実際にはとても楽しいです。

もちろん、ただ楽しいだけでは、株式売買で金融資産を増やしていくのはままなりません。戦略が必要です。ここでは、1つだけ、戦略を授けます。すでに割安であると信じた銘柄を、将来、ある程度の利益が出るだろうという前提で説明します。なお、話を簡単にするため、手数料や税金は無視します。

ここに、元本100万円があるとします。この100万円を使って、とある株式銘柄Aを11単元(※単元=売買の際の最少販売単位)買うことを考えます。すなわち、1単元9万円未満で購入します。これで、手元資金が1万円、銘柄A11単元分の購入価格99万円となります。

しばらく保有していると、銘柄Aの株価が10万円に上がりました。すると、手元資金が1万円、銘柄Aの11単元の評価額が110万円になります。ここで、銘柄Aを10単元売却します。手元資金が101万円、銘柄Aが1単元だけ残ります。

さて、最初に準備した元本が100万円だったことを思い出してください。銘柄Aの1単元は、税法上は取得単価9万円ですが、当初元本が手元に全額残っている以上、事実上の取得単価はゼロ円です。よって、今後は銘柄Aの値動きには煩わされる必要がない、ということになります。何かしら問題でも起こらない限り、長期保有で問題ありません。

次に、手元に戻ってきた101万円を使って、別な銘柄を探します。銘柄Aのときと同様、銘柄Bを9万円で11単元買います。この段階で、銘柄Aを1単元、銘柄Bを11単元(評価額99万円)、手元資金が2万円となります。

うまい具合に銘柄Bの株価が10万円を上回ったら、銘柄Aのときと同様、銘柄Bを10単元売却します。これで、手元には銘柄A、銘柄Bがそれぞれ1単元、手元資金が102万円となります。

以下、これを機械的に繰り返していけば、保有銘柄をどんどん増やしていけるはずだ、というわけです。もちろん、机上の空論、取らぬ狸の皮算用は承知です。ですが、知っておいて損のない理屈でしょう。

自分が購入した銘柄が、必ず1割以上値上がりする、なんて確証はありません。しかし、株式の値段の決まり方や、値動きの先行きを占う方法などを少しづつ覚えていき、資金を増やすことを焦らないなら、今回紹介した株式無限増殖の方法は十分に役に立つはずです。

いきなり100万円も使えない、という場合は、資金を30万円にして、1単元5万円未満の銘柄Cを6単元買う。銘柄Cが6万円を上回ったら5単元を売る、という戦略でもOKです。予算に応じて戦略を組み直すのは簡単です。

今回は、戦略な株式売買で資産を増やしていこう、という話をいたしました。くれぐれも自己責任でお願いいたします。


(終)

筆者紹介
・松本勝晴(まつもと・かつはる)
CFP(R)認定者で独立系ファイナンシャルプランナー。生活に身近な視点からパーソナルファイナンスの重要性を伝授。
・松本勝晴のメルマガ紹介(今コーナーの最新版はこちらで配信中)
「お金を使いたいなら増やしなさい!」
(【http://www.mag2.com/m/0000251948.html】)
・松本勝晴の事務所紹介
松本FP事務所
(【http://mfpoffice.org/】)

※今記事の内容は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※今寄稿は先生発行のメルマガの内容を再構成したものです。

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