トップページへ

2011年12月のたばこ販売本数は前年同月比で19.0%増・販売額も同率のプラス

たばこ日本たばこ協会は2012年1月20日、2011年12月における紙巻きたばこの販売実績を発表した。それによると12月の販売実績は182億本となり、前年同月比で19.0%分の増加を見せることになった。販売代金は19.0%分増の3779億円。昨年9月に発生した、値上げに備えた「特需」の影響で販売本数・額が減少した昨年10月以降の反動(「反動」の「反動」)が引き続きあらわれる形となった(【発表リリース(PDF)】)。

↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(億本)
↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(本数・億本)

↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(販売代金・億円)
↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(販売代金・億円)

2010年9月に発生した、たばこの値上げ前の「駆け込み特需」はグラフを見れば一目瞭然。その後当然ながら、たばこ価格値上げ期間に突入した同年10月は「値上げの直接影響」と「直前まで買い溜めしたたばこの消費」のため、販売本数・金額共に大きく減らしている。同年11月以降もしばらくその余波は継続しており、今回計測月はその影響が残る月との比較のため、前年同月比でも大きくプラスを見せることとなった。

一方で純粋に過去数年との同月比を眺めると、震災後の混乱で供給量が減った時期などに目をつむれば、「本数は漸減」「販売金額も漸減だったが、値上げの影響で今年に入ってからはむしろ増加」という状況が確認できる。

通常スタイルに戻ったたばこ自販機以前の値上げ後のたばこのセールス動向を見ると、「本数減の影響分以上を価格増分で補い、総売り上げはプラスとなる」動きはあるものの、「次第に売上も落ち込みはじめ、じきに前年比マイナスとなる」流れを見せていた。今般は値上げ幅がきわめて大きいためプラスの状態が長期化している。

以前から「しばらく経てば売上の前年同月比も継続的な減退に向かうのではないか」と推測していたが、昨年3月以降の「震災要素」というイレギュラーな流れもあり、状況は流動的。今後も数か月に渡り、本数・売上共に前年同月比プラスを維持する可能性は低くない。

ちなみに一昨年と比較した場合、本数はマイナス15.3%・売上はプラス16.2%。売上のプラス幅は少しずつ縮小しているが、未だに大きなプラスなのには違いない。今後どのような動きを見せるのか、気になるところであり、引き続き注視していきたい。


■関連記事:
【値上げによる家計のたばこ支出金額推移への影響を過去二回分と合わせてグラフ化してみる】
【たばこ税の推移をグラフ化してみる】

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ