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2011年11月のたばこ販売本数は前年同月比で170.4%増・販売額もほぼ同率のプラス

たばこ日本たばこ協会は2011年12月09日、2011年11月における紙巻きたばこの販売実績を発表した。それによると11月の販売実績は164億本となり、前年同月比で49.2%分の増加を見せることになった。販売代金は49.4%分増の3406億円。昨年9月に発生した、値上げに備えた「特需」の影響で販売本数・額が極端に減少した昨年10月の反動が顕著に表れており(「反動」の「反動」)、先月に続きイレギュラーな動きを見せる結果となった(【発表リリース(PDF)】)。

↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(億本)
↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(本数・億本)

↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(販売代金・億円)
↑ 紙巻きたばこ月次販売実績(販売代金・億円)

2010年9月に発生した、たばこの値上げ前の「駆け込み特需」はグラフを見れば一目瞭然。その後当然ながら、たばこ価格値上げに突入した同年10月は「値上げの直接影響」と「直前まで買い溜めしたたばこの消費」のため、販売本数・金額共に大きく減らしている。同年11月もその余波は継続しており、今回計測月はその月との比較のため、単純な先月比ではやや減少レベルであるものの、昨年同月比の値は大きく跳ね上がる結果となった。昨年2010年の10月の値上げに伴う「10月以降の値上げによる、またはまとめ買いしたたばこの消費による売上減」と比較するため、あと数か月くらいは、前年同月比を換算する時に、その「歴史的背景」を念頭におく必要がある。

一方で純粋に過去数年との同月比を眺めると、震災後の混乱で供給量が減った時期などに目をつむれば、「本数は漸減」「販売金額も漸減だったが、値上げの影響で今年に入ってからはむしろ増加」という状況が確認できる。

通常スタイルに戻ったたばこ自販機以前の値上げ後のたばこのセールス動向を見ると、今般と同じように「本数減以上を価格増で補い、売り上げはプラスとなる」動きはあるものの、「次第に売上も落ち込みはじめ、じきに前年比マイナスとなる」流れを見せていた。今般は値上げ幅がきわめて大きいためプラスの状態が長期化している、そして「値上げ直前・直後の大きな動きへの反動」もあるが、もうしばらく経てば売上「の前年同月比」も継続的な減退に向かうのではないかと推測される。ただし3月以降の「震災要素」もあるため、イレギュラーな動きが継続する可能性も否定できない。

ちなみに一昨年と比較した場合、本数はマイナス9.4%・売上はプラス23.9%。今後どのような動きを見せるのか、気になるところであり、引き続き注視していきたい。


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