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2011年10月度のコンビニ売上高は既存店が14.1%のプラス

コンビニ日本フランチャイズチェーン協会は2011年11月21日、2011年10月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると10月は来客数は7か月連続でプラス、平均客単価も先月から転じてプラスになり、売上高は大きく上昇した。既存店ベースの売上高は前年同月比+14.1%と2か月ぶりにプラスを記録している。先月から転じて大きな上げ幅を見せたが、これは昨年同月の「たばこ値上げ直後の下落」の反動が一因(【発表リリース、PDF】)。

今調査結果は日本フランチャイズチェーン協会に加入しているコンビニを対象に行われたもので、日本国内に展開する大手コンビニはすべて含まれていると考えてよい(具体的にはココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソン。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は2か月ぶりのプラス、全店も2か月ぶりのプラス
・全店ベース……+16.6%
・既存店ベース…+14.1%

●店舗数(前年同月比)
・+1.8%

●来店客数:既存店は7か月連続のプラス、全店は12か月連続のプラス
・全店ベース……+8.9%
・既存店ベース…+6.2%

●平均客単価:既存店は2か月ぶりのプラス、全店も2か月ぶりのプラス
・全店ベース……+7.1%(598.4円)
・既存店ベース…+7.5%(592.3円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+4.7%
・加工食品……+2.6%
・非食品………+48.6%←昨年の「たばこ値上げ直後の下落」の反動
・サービス……+14.8%
・合計…………+16.6%

※既存店……1年以上営業中の店舗

10月は気候的には平年とさほど変わるところはなく、日配食品の調理パンや総菜などが堅調な動きを示した。一方で「昨年10月に行われたたばこ値上げ」直前の駆け込み需要の反動で、昨年10月に「非食品」が大きく下落した(2010年10月の「非食品」は前年同月比でマイナス19.3%。【2010年10月度のコンビニ売上高は既存店が5.9%のマイナス・たばこ駆け込み需要の反動などで売上と来客数が急降下】参照のこと)ことへの反動から、今月の「非食品」は大きくプラスに振れ、これが売上を(昨年同月比の計算上)かさ上げすることらなった。

商品構成別に見ると、先月に続き「サービス」項目が引き続き堅調。「非食品」は直前の解説にあるように昨年同月の「たばこ値上げ周りでの下落」に対する反動で大きくプラス。「日配食品」も「加工食品」も堅調なだけに、先月とは打って変わって全体値も大きなプラスを見せる結果となった。

自粛の動きほぼ終結。
昨年のたばこ値上げ後の下落と
比較した「非食品」は大きく上昇
各コンビニのIRページを見る限り、被災地で相次いで仮設店舗や移動店舗を設けて販売エリア・サービス提供地域の回復を図るなど、状況は少しずつ回復を見せている。直近では【「節電の冬に向けて」…セブン-イレブン、8月23日からアルミ鍋商品の展開開始】にもあるように、冬の電力需給問題に備えた動きを見せるコンビニも増えてきた。【セブン&アイHD、セブン-イレブンなどで1280円の「セブンプレミアム LED電球」発売】をはじめとした、節電の世相に合わせて新商品を展開するたくましさを見せるところもある。また、【セブン&アイHD、長野県で全国初の買い物弱者対策・移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」運用開始】などのように、中長期的な問題「買物困難者」への対応も、各コンビニでは模索を繰り返しながら手を打ちつつある。

今回10月分では先月文末で触れたように、「たばこ」回りでの反動があり、大きなプラスになった。昨年のたばこ売上動向を見る限り、たばこの売り上げ減は2010年11月まで大きな値として表面化していたことから、少なくとも来月発表の11月分位までは、「たばこ売上減の反動」による「前年同月比」での底上げを考慮した上で、コンビニの売上すう勢を見守らねばなるまい。


■関連記事:
【2010年10月度のコンビニ売上高は既存店が5.9%のマイナス・たばこ駆け込み需要の反動などで売上と来客数が急降下】(昨年同月)
【2011年10月のたばこ販売本数は前年同月比で170.4%増・販売額もほぼ同率のプラス】(たばこ売上最新動向)

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